中受すべき? 高校からで充分? 子どもの受験の「ベストなタイミング」を聞いてみた

nobico編集部

小学校受験や中学受験への意識の高まりを感じる昨今ですが、その一方で「受験は高校からでも十分」と考える家庭も多くあります。

実際の所、 子どもの受験の「ベストなタイミング」はいつなのでしょうか?保護者の方を対象にアンケートを取ってみました。

結果はこちら!

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幼稚園受験 …4%(8票)
小学校受験…5%(11票)
中学校受験…23%(47票)
高校受験…62%(131票)
その他…6%(13票)


多数派は高校受験からのようです。中学受験は思っていたより少ない印象でした。それぞれのコメントを詳しく見ていきましょう。

幼稚園受験…4%

■小さい頃から良い環境で学ばせたい
(ノセたかさん/お子さんの年齢:0歳)

■小さい頃から学びは大切!
(ハヤツさん/お子さんの年齢:3歳)

「鉄は熱いうちに」という想いをもった親御さんが多い印象です。 しかし、幼稚園受験はまだまだ少数派ですね。

小学校受験…5%

■公立では受けられない授業が充実している。
(すごい顔さん/お子さんの年齢:4歳)

■志の高い仲間や、勉強をするのが自然な環境に子どもを置きたいなどの理由から、私立小学校を受験させました。
(なまにくたべないさん/お子さんの年齢:小6)

■夫婦共働きで、数年間に及ぶ中学受験の大変さに親がたえられそうになかったため。
小学受験はやり方にもよるが、もう少し短期間で、かかる費用も少ない。
私立小学校の学費と中学受験の塾代もあまり変わらず。
(ヤスホセさん/お子さんの年齢:小5)

親御さんの教育への関心が高さがうかがえるコメントが目立ちました。
中学受験と比べて、小学校受験の方がチャレンジしやすいといった声も。

中学受験…23%

■中高一貫校を目指し、エスカレーター式で学んでほしい。
中高一貫の場合、教育が長期的にじっくり取り組め、大学受験に有利であることが大きいと思います。
同じ仲間と青春を謳歌出来る点も良いと思います。
(まんさん/お子さんの年齢:7歳)

■東京都に住んでいるため、中学受験をするのが普通なのではないかと感じるから。
特色のある中学校に行って、切磋琢磨しあう仲間を見つけて欲しい。
(アマゾネスさん/お子さんの年齢:0歳)

■クラスでも半数程度は受験するので、受験する雰囲気は高まっている。
(ゆうたりんさん/お子さんの年齢:小5)

■子供が女の子なので、高校受験からだと選択できる高校数が少なくなってきているという現実がある。
また、高校の募集停止をして中高一貫教育に舵を切る学校が増えていることから、中学受験を検討している。
(たかたかさん/お子さんの年齢:5歳)

中学受験となると、一気に人数が増えます。
中高一貫でじっくり学べる点に魅力を感じている親御さんが多い印象です。
都内は中学受験をする方が特に多いせいか、「周りがしているから」というコメントもちらほら見受けられました。
また少数ですが、家の近くの公立中学校に不安がある……といった声も。

高校受験…62%

■自分自身が中学まで公立に通い、のびのびすることが出来たから。
早くから受験をしエスカレーターで高校に行ってしまうと、その後の勉強への意欲がなくなるのが心配だから。
(コタアキトラさん/お子さんの年齢:年長・小4)

■小学校時代からの友達と仲良くやっていて、地域の学校にも愛着があるため、受験は高校の時にします。
(ままさん/お子さんの年齢:11歳)

■中学受験だと、親が勉強を見てやるか、塾に通わせるかしないと、勉強しない。
共働きでは、勉強を見てやる時間などなく、塾へ送迎をする余裕もない。
中学生になってからなら、一人で塾に通ってくれるし、行きたい学校も本人の希望を尊重できる。
結果的によかったと思う。
(ぴろさん/お子さんの年齢:中3)

■社会に出たら多種多様な人物に遭遇します。学歴のよい人だけの社会ではないです。
収入のよい人だけの社会ではないです。早いうちに理解するには、ごちゃ混ぜの公立の学校が一番いいからです。
(たかひろさん/お子さんの年齢:中2)

■住んでいる地域では高校受験からが当たり前だから
(ちょんさん/お子さんの年齢:3歳)

子どもが自分の意思で進路を決められる年齢ということもあり、高校受験派が一番多い結果に。
「子どもが小さいうちは無理させたくない」「のびのび過ごさせたい」というコメントが大変多かったです。
「地方は高校受験からが多数派」「家の事情で中学受験が難しい」という声もありました。

その他…6%

気になる「その他」ですが、本人の意思に任せたいというコメントがほとんどでした。
お子さんの希望を尊重したいという親の愛を感じます。

ベストなタイミングは人それぞれ

高校受験が一番多いという結果になりましたが、中学受験人口については、都内とそれ以外で大きなギャップがあるようです。

子どもの受験のタイミングは、住んでいる地域や家庭の事情、本人のやる気など、さまざまな条件に左右されるもの。
ご家庭にとってベストなタイミングは違えど、どのコメントも親が子を思う気持ちが伝わってくるものばかりでした。

アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました!