子どもの計画性を育てる「ファミリーキャンプの片づけ」の手順

監修:長谷部雅一
2024.07.17 17:54 2024.07.26 11:40

キャンプを楽しむ家族

楽しかった親子キャンプも終わり、片付けの時間。片づけを通して、子どもたちは計画性や協力の大切さを学び、自然を守る意識を高めることができます。片づけの際には、自分たちが来た時よりもさらにきれいにして帰ることを心がけましょう。

書籍
『ドラえもん学びワールド キャンプと自然観察』より、片づけの手順を守り、テントまわりやたき火の後始末、ゴミの分別をしっかり行うことで、自然への感謝の気持ちと責任感を育むことができます。片付けからアフターキャンプまでの極意をお伝えします。

※本稿は、藤子・F・不二雄・まんが 長谷部雅一・監修『ドラえもん学びワールド キャンプと自然観察』(小学館)から一部抜粋・編集したものです。

片づけは出発2時間前にスタート

ドラえもん学びワールド キャンプと自然観察

テントなどの片づけにかかる時間は約2時間。前日の夜寝る前に、自分の荷物は片づけておこう。

片づけの手順としては、まず自分の荷物をリュックサックにしまい、みんなでテーブルやイス、食器などを片づける。火の始末については下の項目に、ゴミの分別については左のページに書いてあるから、よく確認してね。テントやタープは、立てるよりも片づける方が時間がかかるから要注意。「立つ鳥あとをにごさず」というように、来た時よりもきれいにするくらいの気持ちでね。

たき火の後始末は、必ず大人といっしょにやろう。まきは、燃やしつくして火を消すのがポイント。まき同士がくっついていると酸素が回らず、燃えるスピードがおそくなるから、まきとまきを少しはなして早く燃やすようにしよう。

もっと早く消すなら、水の入ったバケツを用意して、まきを一本ずつ水につけること。芯までしっかり火を消すんだよ。たき火に水をかけるとたき火台が変形するからぜったいにダメ。いずれにしても、完全に火が消えたことを確認しよう。

ゴミの分別方法を守る

キャンプを楽しむ家族

キャンプ場にゴミ箱が設置されていたら、どんな分別になっているかを確認すること。燃えるゴミ、燃えないゴミ、プラスチックゴミ、びん、缶、ペットボトルなど、家での分別とちがう場合があるから、間違えないようにね。ペットボトルは、ふたとフィルム、ボトルを別々にするのを忘れずに。捨てる時にあわてないよう、キャンプのスタート時からゴミの分別を意識して過ごすようにしよう。もしゴミ箱が設置されていなかったら、ゴミは持ち帰るよ。

せっかく自然の中で過ごすのに、ゴミをたくさん出してしまったら本末転倒。ゴミを減らすよう、準備の段階から工夫しよう。

食器は使い捨てでないものを洗って使い、食材も余らないように計算して用意しよう。皮をむいたり芯を取ったりする食材は、あらかじめ家でカットして持っていくといいよ。そして、作った料理はみんなで食べ切るようにしたいね。また、ティッシュペーパーやウェットティッシュをたくさん使わなくてすむように、うす手のタオルを持っていこう。

アフターキャンプの楽しみ方

旅行する親子

キャンプ場を出たら終わり……じゃない! 帰りに寄り道をするのもお楽しみの一つ。道の駅ならその土地のおいしいものが食べられるし、買って帰ることもできる。特産品をながめるだけでも興味深いものがあるよ。

海に近いところなら、漁港に寄るのもいいね。水産市場で新鮮な魚介類が食べられるかもしれない。海を見てリフレッシュしたり、遊園施設や日帰り温泉で遊んだりするのも楽しそう。寄り道することで、次のキャンプでやりたいことが見つかるかも。どんどん楽しみが増えるね。

キャンプでは、ふだんはできない体験をするよね。「あー、楽しかった」で終わらせず、家族みんなで「○○したのがよかった」「△△という発見があった」など、キャンプの思い出を話し合おう。話し合うことで、新しい視点や気づきがあるはず。

感じたこと、体験したことを言葉にすると、キミの中に経験や知恵として深くきざまれるんだ。今後の生活の中で、生かされる時がきっとくる。それを「学び」っていうんだよ。

思い出を話し合ったら、日記や絵日記をかいてみよう。話しただけだと、忘れてしまうかもしれない。でも、文章や絵で残しておくと、いつでも思い出すことができるよ。宿題じゃないから、人に見せなくてもいい(もちろん、見せてもいいよ!)。自分らしく、自分がかきたいようにかいていいんだ。

絵だけでもいいし、メモ書きや箇条書きや詩でもいい。それがあれば、学校で作文の課題が出た時にキャンプをテーマにすらすら書けるかもしれない。そうなれば、一石二鳥!「もうちょっとこうすればよかった……」「これを持っていけば……」と思ったことがあれば、それもメモしよう。次のキャンプの準備をする時の参考になるからね。

自分のリュックサックに入れて持っていった服や観察道具を片づけるのは当然だけど、食器などのキャンプ道具も、持って帰ってきたら家で洗って、元の場所に片づけるところまでしっかりやろう。準備や計画からはじめて、帰ってきて道具を片づけるまでがキャンプだよ。