人の目がになる・友だちに悪口を言われた…小中学生の人間関係の悩み 解決策は?
子どもの心が成長するととともに、人間関係の悩みも複雑になっていきます。周りにどう思われているか気になったり、友達に悪口を言われてしまったり……
難しい問題と向き合いながら自分らしく日々を過ごすために、子どもに知っておいて欲しい「考え方」とは?
『自分をもっと好きになる 【ハピかわ】かわいいのルール』より、思春期手前の友達付き合いのヒントをご紹介します。
※本稿は、はぴふるガール編集部(編集), 双葉陽(マンガ)『自分をもっと好きになる 【ハピかわ】かわいいのルール』(池田書店)から一部抜粋・編集したものです。
どう思われているか気になる
自分の話し方、行動、性格、顔、なにからなにまでクラスの子にどう思われているかが気になって…。
わたしってどんな子?
自分に対してのうわさや友だちの評価って、すごく気になるよね。それで落ち込んじゃうこともあるし…。
悩まないで! 心が成長しているしょうこ!
塾や習いごとなど、学校以外での人との関わりが多くなってくる思春期は、自分と友だちを比べて、違いが気になって来る時期。「コソコソ話をしているけれど、わたしの悪口かな?」「太っていると思われているかも」など、友だちの評価が気になって、不安になったり落ち込んでしまったり…。でも、他人を意識するって、心が成長しているあかしなんだよね。
あまり気にしすぎないで!
人からどう思われているか、どう見られているかを気にしすぎると、自分を傷つけてしまうことになるよ。
「自分がどう思うか」を考える
人からどう思われているかを気にして、行動を正したり、言葉使いを良くしたりすることは、とてもステキなことだよね。でも、そればかりを気にしすぎるのは、自分で自分の悪口を言うようなものだよ。そんなの悲しいよね。だから、あまり気にしすぎないことが一番。「どう思われているか」が不安になったら、きちんと相手に聞いてみるのもいいし、それができないときは、相手ではなく、「自分がどう思うのか」を考えてみて。
例えば「コソコソ話をしているけれど、わたしの悪口かな?」→「なにも悪いことはしていないんだから、わたしは堂々としていよう」「あんなこともできないのと思われている?」→「今はできなくても絶対できるようにがんばろう!」。そうやって、「自分がどう思うか」を優先できれば、ポジティブな考えが身についてくるよ。
友だちに悪口を言われた…
けっこう仲がいいと思っていた友だちが、かげで自分の悪口を言っているのを聞いちゃった…。
悪口を言われたらどんな気持ち?
悪口は、言われた子の心をとても傷つけてしまうよ。いろいろな思いがぐちゃぐちゃになって、とても悲しい気持ちになるの。
悪口を言われたときの解決法
悪口を言われて心が傷ついてしまったとき、みんなはどんな方法で解決しているのかな? のぞいてみよう!
・相手に言う
相手の子をそっと呼び出して、「ごめんね。わたし、なにかしたかな?」「かげで言われると、すごく悲しいんだ」と言いました。そのときは、相手の子も泣きながら「ごめんね」とあやまってくれました。(中1)
・気にしない! と決める
最初はかなり落ち込んだけれど、「だれになにを言われても、わたしはわたし!」と思うことに決めて、そこからはふだん通りにしました。ただ、悪口を言った子とは、それ以来、話をしていません。(小5)
・学校以外の人に相談する
悪口を言った子とまったく関係のない、習いごとの先生に相談しました。「その子は○○ちゃんのことが、うらやましいんだよ。まだ心が子どもなんだ。気にすることないよ」と言われ、ちょっとだけ心が落ち着きました。(小6)
・そのほかの解決法
・おうちの人や先生など大人に話す
・ 悪口を受け止めて、悪いところをなおす
・ ホットラインに相談する
という意見もあったよ。
自分を元気づけるのは自分
心が傷ついたときは、無理にがんばらなくていいから、まずは、傷ついた自分に「大丈夫!」と言ってあげて。どんなときでも、心の中の自分が味方でいれば、心もすぐに元気になるはずだよ。
自分をもっと好きになる 【ハピかわ】かわいいのルール(編集:はぴふるガール編集部, マンガ:双葉陽/池田書店)
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