子どもの靴のサイズ、プロに測ってもらったら驚きの結果に 『アキレス 足育相談室』体験レポ
自宅で計るのが難しい子どもの靴のサイズ。何となく選んで履かせているけど、本当に足にあっているのか不安になります。
「靴きつい?大丈夫?」と聞いてみても、4歳の息子は「だいじょうぶ~」と上の空。あまり真剣に答えてくれません。
そんな時、子ども靴の「瞬足」で有名なアキレスさんが、「足育相談室」というサービスをやっていることを知りました。
足育相談室とは?
足育相談室では、足と靴のプロ・シューフィッターさんによる細やかなサイズ測定、そして健康な足を育てるためのカウンセリングが受けられるそうです。
筆者の4歳の息子は、17㎝の靴がそろそろサイズアウトになりそうなタイミング。最近18㎝の瞬足を購入したのですが、まだちょっと大きいかな?という印象です。
いいタイミングなので、アキレスさんにお願いし、「足育相談室」を体験させていただくことになりました!
4歳児を連れてアキレス本社へ!
足育相談室は完全予約制で、アキレスさんの本社で行います。
今回ご対応下さるのは、上級シューフィッターの林さん。
計測では、足の縦幅に加え、横幅、足囲(足の周り)も調べていただけます。
この結果によって、合うタイプの靴がわかるそう。
また、足圧計の上に一人でまっすぐ立てる子であれば、足裏の圧力の分布も見ていただけるそうです。
息子は大丈夫でしょうか……。
シューフィッターさんが神だった
さっそく計測開始です。
まずは足の縦の長さをフットゲージで計ります。
続けて、足囲をぐるっとメジャーで計ります。
「くすぐったそうでやだよ~」「僕笑っちゃうかも……」と不安そうだった息子。
案の定クネクネと大笑いしていましたが、林さんが優しく声をかけながら、手早く計測して下さいます。流石プロ……。
子どもも徐々に林さんに心を開いていました。
最後に、足圧計で足の裏の圧力を見ていきます。
ちょっと戸惑いつつも、足圧計の上にしっかりと立つ息子。
「壁をまっすぐ見て~!」「上手上手~!」という声援(?)に応え、しっかりと計測することができました。
サイズが1.5センチもズレていたことが判明
計測していただいた結果がこちら。
まるで健康診断!
結果は紙にプリントしたものを渡していただけます。
まず、気になっていた足のサイズは、右18.1センチ、左17.9センチ。
なんと右は18センチをわずかにオーバーしていました。
靴のサイズは、基本的に大きい方の足を基準に選ぶそうです。右の足に合わせると、靴のサイズは18.5センチになるので、1.5センチもズレた靴を履かせていたことが判明……。
林さんによると、「靴のサイズはやや余裕をもって作られているので、17センチがギリギリ履けていたのだと思います」とのこと。
足の指は歩くときに地面を蹴る動きをするので、本来はつま先に余裕が必要なんだそう。
ちょっと大きいかな?と感じていた18㎝の靴が、まさか履かせる前にすでにサイズアウトしていたなんて……。 素人の感覚はあてにならない事を痛感しました。
はじめて知った子どもの足の幅
そしてもう一つ判明したのが、息子の足の幅が標準より細めであるということ。
靴を購入する時、サイズと一緒に「1E、2E」といった記号がふられているのを見たことがありませんか?
あれは靴の幅を示していて、2Eが標準サイズになるそう。
息子はそこから2段階細い「D」という結果になりました。
瞬足だと、「スリムフィット(D~1E)」が該当するようです。
というわけで、息子のおすすめの靴サイズは、「18.5D」という結果になりました。
子どもの足はだいたい1年に1センチほど伸びるそうなので、少なくとも半年に1回は靴のサイズを見直すのがよいとのことです。(※個人差があります)
私がすでに購入してしまった18センチの瞬足も、あと半年は履けるでしょう、とのことでした。
無駄にならなくてよかった!
今のところ大きなトラブルはなし
足圧計の結果は、土踏まずがしっかりあり、足の親指も地面に触れていたとのこと。「いい傾向です」と林さんからコメントをいただきました。今のところ足に大きなトラブルはないようで、とりあえず安心。
最近は「浮足」(足の指が地面についていない状態)など、足のトラブルを抱える子どもが増えているそう。
子どもの足は発展途上のため、成長によって解消することもあるようですが、そのためには正しいサイズの靴を選ぶことが大切なんだそうです。
正しい靴の履き方も教えていただきました。
計測後は、正しい靴の履き方も教えて下さいました。
1.まず、バンドを外して履き口を大きく開きます。
2.足をいれたら、かかとで地面をとんとんと叩き、靴とかかとを密着させます。
3.とんとんした足の角度のまま、バンドをしっかりと締めます。
林さんに丁寧にレクチャーいただき、息子もなんとか上手に、正しく靴を履くことができました!
結論:絶対プロに見てもらった方が良い!
最後に、「毎回ここにきて計るのは大変でしょうから」と、自宅でも足のサイズが計れるセットと、『子どものための足育』という資料をいただきました。
細やかなサービスと優しさに感動……!
しばらくはセルフ計測で何とかなりそうですが、今後も定期的に「足育相談室」を利用させていただきたいと思いました。
足育相談室は、子どもの足の健康を何よりも大事にする、アキレスさんならではのサービス。「靴のサイズこれで合ってるかな」と少しでも不安を抱えている方は、絶対に一度プロに見ていただくことをお勧めします!
【今回の学び】
・足のサイズは左右違う。靴は大きい方の足のサイズにあわせて選ぶ
・つま先にややゆとりがあるのが正しいサイズ。足が18㎝なら、靴は18㎝と記載のある(実際は18㎝よりややゆとりがある)ものを選べばOK
・靴を履いたらかかとで地面をトントンし、足と靴をフィットさせる。そしてそのままの角度でしっかりバンドをしめる
・子の足はだいたい1年に1センチ伸びる。少なくとも半年に1回はサイズの見直しを!