子どもの興味・関心を引き出す方法とは?小2の自由研究投稿でバズった親に聞いてみた
子どもが「夢中になる」ことや「好き」なこと、その興味・関心を引き出して思いっきり取り組んでもらいたい、と思う親御さんも多いのでは? 自由研究や習い事、自然や動物とのふれあい、そのきっかけになることは色々あるものの、親としてどうやってその興味関心を最大限に引き出せるようにサポートするか、正解のないことだからこそ、迷ってしまうこともありますよね。そのアイデアのひとつとして参考になる投稿を発見しました。
小2の作品とは思えない! 本格的な骨格標本
funfanさんの『次女(小2)の自由研究』投稿です。「無類のペンギン好きなので、骨格標本を作ることにしたらしい」「組み立ては手伝ってましたが、パーツ作成はほぼ自力でやってたので大変そうでした」とのメッセージにペンギンの骨格標本写真が添えられたポスト。あまりの完成度が高いこの次女の自由研究ポストには5万7000件のいいね(10月2日時点) が集まるなど、大反響を巻き起こしました。
次女の父親である投稿者のfunfanさんと実際に自由研究をサポートした母親に、お子さんが骨格標本に興味をもったきっかけやお子さんの学びの手助けやアドバイスのポイントなど、伺いました。
投稿への反応、子育てで心掛けていることは?
――『次女(小2)の自由研究』投稿にどのような感想が寄せられていますか?心に残った声などはありますか?
「お褒めの言葉ばかりで、ありがたい限りです。 本物の骨や、3Dプリンター製だと勘違いされていたのは嬉しかったですね」
――長女(小5)も2年生の時にオオサンショウウオの骨格標本を作ってました」とリポストされていますが、 お子さんたちが生き物、骨格標本に興味を抱かれる理由やきっかけがあれば教えてください
「京都水族館が家から比較的近くにあるので、小さい頃からよく遊びに行っていました。オオサンショウウオがたくさんいて、姉はオオサンショウウオにハマってよく見ていました。その後、姉はサメにどハマりして現在にいたっています」
「次女も一緒に水族館に行っていたので、その過程でペンギンが好きになったようです。 興味がある動物の本や図鑑を家でもよく読んでいたのでそこから生体などに興味を持ったのだと思います」
――(ペンギンの骨格標本の)「組み立ては手伝ってました」(レポートも)「下書きは手伝ってたはず」と綴られていましたが、お子さんの学びの手助けやアドバイスする基準(ポイント)はありますか?
「次女は上手くいかないとすぐ癇癪を起こし投げ出すタイプなので、パーツは大きさや形を同じように作らないと組み立てられない事などを説明し、何をするか理解してから作業できるようにしました。 無理強いはせず、やりたくない時は休んで、やる時は一緒にここまでやろうという身近な目標を決めたらコツコツ頑張って作業していました」
――子育てで心がけていることはありますか?
「あまり押し付けないよう気をつけて声かけしています。 一人一人違う人間ですので、その子に合わせた対処が出来るよう心がけています。 あとは出来るだけ子どもたちの話を聞いて議論する事です。子どもたちの主張や感じている事を聞くと納得したり意外な話が聞けたりするので面白いです」
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子育てでは「子どもたちの話を聞いて議論する」ことを心がけているという親御さん。「子どもたちの主張や感じている事を聞くと納得したり意外な話が聞けたりするので面白いです」という考えが印象的でした。親も子どもと楽しみながら、子どもの「夢中になる」ことや「好き」なことが引き出せたらいいですね。
【取材協力/写真提供:funfanさん】
X:@funfan2nd
(文・取材:nobico編集部 プケコ)