「お年玉は親が預かる」が多数派 子どもに全額渡さない納得の理由とは

nobico編集部

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お正月の楽しみであるお年玉。全額子どもが自由に使う? それとも親が預かる? 各家庭で対応が分かれるこの問題について、アンケート調査を実施しました。
現代の家庭における意外な傾向と、説得力のある理由とは?

結果はこちら

1.親が預かって管理する…37.7%(29票)
2.子どもが自由に使う…33.8%(26票)
3.子どもが自由に使う分と、親が管理する分を分ける…28.5%(22票)

「親が預かって管理する」が1位になりました。
それぞれに寄せられたコメントをご紹介していきます。

親が預かって管理する

・まだ判断能力が未熟なので、本当に必要なものに使って欲しいからです。
(huku777さん/お子さんの年齢:5歳)

・まだ3歳なので…子どもの分ということで分けておいて、子どものものを買うときに使用し余ったものは取っておきます
(そらままさん/お子さんの年齢:3歳)

・子どもがある程度お金の事が分かるまでは親が管理した方が良いと思うから。まずは小学生になってからおやつを買うなど簡単で少額のお金を考えて使えるようになってから徐々に金額を増やしていけば良いと考えています。
(すのんさん/お子さんの年齢:5歳)

・親戚が多くお年玉を含めて年間8万近くいただきます。そのほとんどは子ども名義の口座に入れています。中学生になったら1部は渡そうかと考えています。
(ザックさん/お子さんの年齢:9歳)

「年齢的にお金の管理が難しい」「無駄遣いを避けたい」という声が多く寄せられました。特に未就学児だと、まとまったお金を自由に使わせることは現実的ではないようです。
また、「子どもの将来のために貯金する」という長期的な視点からの意見も多く見られました。「自分自身もも親に貯金してもらっていたから、同じようにしたい」という声も。

子どもが自由に使う

・そこまで大きい額ではないし、ちゃんと子どもに考えさせて使わせてあげたい
(くりさん/お子さんの年齢:6歳)

・子どもが貰ったのだから、使い方は子どもに考えさせるべき。ただし、年齢にもよる。
(ユウジさん/お子さんの年齢:1歳)

・子どもが自由に使う、ですが、多額なので使わないような金額は貯金するようにと説明しています。強制はしてなく本人に任せています。自分のお金を自分で管理するという力は小さいころからつけて欲しい。
けいこまりさん/お子さんの年齢:小3)

・お金の教育の為。衣食住のお金は親が支払うがその他の娯楽費や交際費はすべてお年玉で賄うようにさせる。お金の勉強は学校では教えてくれない。一時の感情でお金を使うと、後々困るということを子どもの時に経験させておきたい。
(毎日ねこさん/お子さんの年齢:0歳)

「子どもが自由に使う」派の親御さんは、お金の教育という視点から、「自分で考えて使う」ことを大切にされている印象でした。子どもにとっていい勉強になりそうです。しかし、全額をゲーム課金などに使ってしまう可能性を考えると、親としては決断に迷うところですね。

子どもが自由に使う分と、親が管理する分を分ける

・子どもがまだ小さい為、本人が自由に使う分は1000円ほど。残りは子どもの口座へ貯金しています。時々は子どもに自分でお金を使わせて金銭感覚を身に着けてもらえればと思っています。
(ひろこんぶさん/お子さんの年齢:7歳)

・子どもに全部預けてしまうと、無駄に使ってしまうことは火を見るよりも明らかだから
(あんなさん/お子さんの年齢:15歳)

・親族が多くたくさんもらうので、多すぎると無駄遣いが増えて良くないと思うから。また、自分の親が、貯めていたお年玉を結婚した時に全額渡してくれて助かったから同じようにしてあげたいと思う。
(いちごみるく さん/お子さんの年齢:高1、中2、小3)

・1万円以上は貯金して残りは自由に使っていいということにしています。もちろん貯金は子どもの名義で子どものものだと教えています。千の位以下がいくらになるかドキドキで楽しみもあります
(よまたけさん/お子さんの年齢:小3)

「子どもが自由に」と「親が管理」のいいとこどりをしているご家庭も多いようです。気になる配分は、ご家庭によってルールが違う様子。あんなさんの「無駄に使ってしまうことは火を見るよりも明らか」というストレートなコメントも印象的です。いくらまで自由に使ってOKにするかは、子どもの性格によるかもしれませんね。

どの選択にも違ったメリットあり!

大切なお金であるお年玉。子どもがもらったものとはいえ、「全額子どもの自由に」という家庭は少数派のようでした。
しかし、親が管理するご家庭も、最終的な使い道は子どものために、というパターンがほとんどのようです。「お年玉を回収された!」と嘆いているお子さんには、いつかぜひ親心を知っていただきたいものですね。

アンケートによって、「子どもが自由に」と「親が管理」、それぞれ違ったメリットが明らかになったと感じます。
お子さんのお年玉の管理に悩まれている方は、ぜひ各家庭の体験を参考にしてみてください!