発達の遅れを指摘された3歳検診から半年…再検査で伝えられた現実(もしかしてうちの子、発達障害!? 第3話)

河原崎美香

※写真はイメージです

私は、3人の子ども(小学2年生の男の子・年中の女の子・2歳児)を育てる保育士ライターです。小学2年生の長男は軽度発達障害で、今は支援級に在籍しています。今回は、3歳児クラスに進級した様子と検診の再検査についてお伝えしたいと思います。(連載「もしかしてうちの子、発達障害!?」第3回)

着替えを嫌がり登園拒否、体操の時間には絵本を読むマイペースな園生活

息子が3歳児クラスに上がる前にコロナが流行りはじめました。近隣でコロナが発生したという知らせを受け、園から「休職中や育児休暇などお仕事をされていない方は、登園自粛に協力してください」と周知されました。長女を出産後まだ仕事をしていなかった私は、仕事復帰する4月まで保育園を休むことに。

4月になり登園再開。3歳児クラスに進級し、担任は前クラスの4人から中堅と若手2人の先生となり、ガラッと雰囲気も変わった中スタート。

予想はしていたのですが、長い間、保育園を休んでいたので登園を嫌がる息子。その上、息子が通う保育園では、3歳児クラスからは園指定の制服を着用することになっているのですが、普段見慣れていない服を着るのは嫌がり、ますます登園を拒否していました。

「この服、かっこいいな」「この服着ているのを、おじさん(近所に住むよく声を掛けてくださる人)に見てもらおう」などといろいろと言ってなだめて着せてみたり、どうしても無理な時は制服を持って、私服で登園し、担任の先生にお願いしてみたり…という日々が続いていました。

園での子どもたちの様子を写真に貼り出されているのですが、みんなが体操の先生による保育(学校でいうところの体育)を受けている一方で、息子は小さく絵本を読んでいたり、近くにあったおもちゃで遊んでいる姿が写っています。「相変わらずマイペースに過ごしているのだな…」と感じていました。

先生たちは工夫してくれたけど…3歳児クラスになっても集団行動に加われなかった

3歳児検診の再検査を受ける前に、心理士さんから「保育園での様子を聞いて欲しい」と言われていたので、担任の先生に話をする時間を作ってもらい3歳児クラスに上がってからの息子の様子を教えてもらいました。