東大生が伝授!「2けた×2けた」の掛け算を楽にする算数の裏ワザ
一見難しく見える掛け算も、「バトンパス算」を使えば簡単に解けるかもしれません!子どもに教えたい算数の裏ワザを、『東大式すごワザ!計算ドリル』よりご紹介します。
※本稿は、永田耕作著、西岡壱誠監修『東大式すごワザ!計算ドリル』(実務教育出版)から一部抜粋・編集したものです。
バトンパス算
キリのわるい2けたの数どうしのかけ算、みなさんはどうやって計算していますか?
さすがにこの式は筆算じゃないとむずかしいな、と思ったかもしれませんね。
今回はこのタイプの計算を速く解くすごワザを紹介しましょう。
左の「35」を2倍すると「70」ですね。
もし本当に、48×35ではなく、48×70なら計算はとってもかんたんになります。今回は、この「もしも」を計算に使います。
ヒントはズバリ、体育のリレーなどで使つかわれるバトン!
バトンをパスするように、左の数を「÷2」して、右の数を「×2」してみましょう。
「48÷2=24」、「35×2=70」で、右の数が「10の倍数」に変わります。
すると、「24×70」という式になり、「48×35」よりも計算がとっても楽になりますよ。
この「すごワザ」を使つかいこなすコツは、「偶数」×「5の倍数」の式を見つけること!
「5の倍数」を2倍すれば、かならず1の位くらいは0になります。
ですから、まずは、「5の倍数」の数を×2して、まるでバトンをパスするように、相手の偶数の数を「÷2」するんです。
【すごワザまとめ】
「偶数」×「5の倍数」のかけ算は、2をバトンパス!
練習問題
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