発達障害の子が年中になって見せた変化…親子にとってプラスだった「療育通い」(もしかしてうちの子、発達障害!? 第7話)

河原崎美香

私は、3人の子ども(小学3年生の男の子・年長の女の子・年少の男の子)を育てる保育士ライターです。小学3年生の長男は軽度発達障害で、今は支援級に在籍しています。今回は、年中の時のことや療育での様子についてお伝えします。(連載「もしかしてうちの子、発達障害!?」第7回/写真はすべてイメージです)

年中クラスに進級。年中になった息子の様子は…

4月、年中クラスになった息子。この年から療育がいよいよ開始されます。そして、しっかりと体づくりをしてほしいという気持ちがあったので息子と相談し、保育園で行われている課外活動の体操教室が年中から加入できるので入ることにしました。

担任の先生も、年少では2人だったのが年中では1人に減り、息子にとって様々な変化があった年でした。年中の担任は、2歳児クラスでも受け持ってくれた馴染みのある先生でした。

以前に比べて息子が集団に入れるようになった姿を見て「大きく成長したと感じています」と驚いていました。

ただ、集団に入れるようになったものの、まだ課題もありました。一斉指示は理解しにくく個別対応が必要でした。また、状況理解が難しく周りが見えないため、先生が話をしている最中に「ねえねえ、昨日◯◯をして遊んだんだ」「先生は今日の朝、何食べてきたの?」と関係のない話をして、話を遮ってしまうことがありました。