子どもの頭を良くしたいなら「8歳まで」が重要な理由 脳の黄金期に親ができること
子どもを小さい頃から英語や学習のためのお教室に通わせる家庭が増えています。毎年、教育研究機関などが実施するアンケート調査でも、英語は常に上位にランクインするほど、最近はメジャーな習い事になっています。
社会のグローバル化が進む中、早くから英語に触れさせることで「英語耳を作りたい」と考える親御さんも多いようです。ではいったい、何歳から始めたらいいのか?『IQ200グローバルキッズが育つ魔法 3~8歳 一日10分楽しく遊んで一生が変わる』の著者、ピグマリオン恵美子さんに聞きました。(聞き手・文/一般社団法人Raise)
知能指数を表すIQとは
「頭がいい」ということを表す指標はいろいろとありますが、中でもIQテストは世界的に使われているテストです。IQとは、「Intelligence Quotient」の略で「知能指数」のことです。
人の知的能力や知的な潜在力を数値化するための心理学的な検査で、一般的には、論理的思考力、言語理解、数的推論、空間認識、記憶力、処理速度など、複数の認知能力を測定する問題が含まれます。
たとえば、図形の法則を見つける問題や、言葉の関係を問う問題、数字のパターンを予測する問題などが出題されます。テストの結果として算出されるIQ(知能指数)は、平均を100として、知能が高いほど数字が大きく、低いほど数字が小さくなります。IQの算出方法はいくつかありますが、子どもの場合は同月齢の子どもと発達月齢を比較するやり方があります。