親が知らない「思春期の子の本当の姿」とは? カピバラが教えてくれる”親の思い込み”の危うさ

一般社団法人Raise,宮本さおり
2025.08.18 11:58 2025.08.18 12:00

考える小学生

「うちの子、おとなしすぎて……」と心配する親御さん。長年、都立高校で教員を勤め『けなげに生きぬくいきもの図鑑』の著者、生き物に学ぶナビゲーターの岡幸子先生は、「親の知らない子どもの姿があることも忘れないで」といわれます。いったいどういうことなのでしょうか。(聞き手・構成/一般社団法人Raise・宮本さおり)(聞き手・構成/一般社団法人Raise・宮本さおり)

「時速50km」カピバラの意外な能力

カピバラ

日本の動物園やSNSでも人気急上昇中の動物「カピバラ」。のんびりとした表情で温泉に浸かる姿に、思わず心がゆるむという人も多いのではないでしょうか。ところがこのカピバラは実はものすごく速く走ることができます。

カピバラはネズミやハムスターなどと同じ「げっ歯類」に属していますが、その大きさは群を抜いています。体長は約1メートルを超え、体重も最大で60キロ以上になることも。

岡幸子

「思春期子育てコーチ」『けなげに生きぬくいきもの図鑑』(実教出版)著者。元高校生物教師。36年間で9,000人以上の生徒と保護者に関わってきた。NHK教育テレビ「高校講座生物」の講師を25年間務め、教科書も執筆。現在は、子育てコーチとして不登校・親子関係の悩みなどに寄りそう活動を続けるほか、生き物に学ぶ講演活動をしている。お茶の水女子大学理学部生物学科卒業。