海外旅行客の間でバズり中! 銀座の「箸づくり体験」に8歳と挑戦してみた

nobico編集部
2025.08.22 15:36 2025.08.21 11:50

手作り箸体験

この記事の画像(9枚)

銀座で「お箸づくり」が体験できるのをご存じでしょうか?
外国人旅行客の間で話題になっている注目スポット「木の暮らし銀座店」に、8歳のY君と、Yくんママと一緒に遊びに行きました!
その様子をレポートします。

木の暮らし銀座店とは?

木の暮らし銀座店は、もともとはブライダル記念の時計などを手作りできるお店。
「お箸づくり体験」は2024年6月から新たに始めたそうです。

カンナを使った本格的なお箸づくりが海外旅行客の間でたちまち話題となり、現在は連日予約でいっぱいの人気ぶり。この日も、店内には大勢の海外旅行客が訪れていました。

8歳のYくんと箸づくり、スタート!

手作り箸体験

そんなお箸づくりに今回挑戦するのは、バスケと水泳、そしてポケモンが大好きな8歳の小学3年生、Y君。

まずはお箸の素材選び。通常の大人サイズとキッズサイズがあるので、今回はキッズサイズの中から木材を選んでいきます。

ずらっと並んだ木材は、眺めているだけでわくわくした気持ちに。 木と言えば「茶色」のイメージですが、白や黒、オレンジ、ピンク、紫色など、意外と幅広い色があることに気づかされます。それぞれの特徴や、木言葉なども解説されていて、つい読み込んでしまいます。

木によって削りやすさも違うそうで、固い木は大人でも大苦戦するそう。ヒノキやケヤキなどが、やわらかく初心者向けのようです。

しかしYくんは白っぽいヒノキなどの木よりも、黒っぽい色の木に惹かれている様子。
しばし悩んだ後、黒い木の中でも削りやすいというウォールナットを選択しました。
木言葉は「勝利」だそうで、バスケをやっているYくんにぴったりのチョイスです!

手作り箸体験

カンナで削りに最初は苦戦 しかし…

木を選んだら、いよいよ木をカンナで削っていきます。

木には四つの面それぞれに「1、2、3、4」と番号が振られており、これを順番に削っていきます。

テーブルの溝に木材をセットし、さっそくカンナで削っていきます。
しかし、固くて途中でつっかえてしまう様子のYくん。

手作り箸体験

比較的削りやすいウォールナットですが、削りやすさには個体差があります。どうやらYくんは、結構固い木に当たってしまったよう。選んだ木が削りやすいかどうかは、「削ってみないとわからない」のだそう。

スタッフの方にも手伝ってもらいながら、「1」と「2」の面を何とか削り終えました。隣の溝にお箸をセットし直し、さらに「3」と「4」の面を削ります。

最初は苦戦していたYくんですが、だいぶコツをつかんだ様子。シュッ、シュッと職人のように削り進める様子が大変サマになってきました。あっという間に上達する8歳児、やはり若さには無限の可能性がありますね……。カンナで削る音も心地よいです。

手作り箸体験

こうして、無事カンナがけが終了。これだけで、だいぶお箸の形に近づきました!

ヤスリがけは、ママもつい夢中に

手作り箸体験

次はヤスリで角を丸くしていきます。スタッフさんによると、「筋肉痛になる方もいる」くらい根気がいる作業なんだとか。

ごしごしとやすりで磨くYくん。手作りならではの個性と味が出る作業です。

となりでうずうずしながら見守っていたY君ママ(デザイナー)。「ちょっとやらせて!」と、Y君ママもヤスリがけにチャレンジすることに。シャカシャカとリズミカルに磨いていきます。

ついつい楽しくなってしまったY君ママと、自分の手で仕上げたいY君との間で、お箸の取り合いバトルが勃発していました。これも体験ならではの光景ですね。

手作り箸体験

自分だけの刻印を入れて完成!

お箸に刻印を入れられるオプションもあるとのこと(有料)。

Yくんは自分の名前をローマ字で刻印。星マークと、バスケのエースナンバー「7」の数字もプラスして、世界に一つだけの箸にアレンジしました。スタッフさんからは、「カッコかわいい!」との絶賛の声が。刻印を入れると、愛着もより一層深まりそうです。

手作り箸体験

最後の仕上げに食用油(アマニ油)を染み込ませ、手作りのお箸がついに完成!
削った木くずも一緒にラッピングしてもらい、1時間ほどの体験が無事終了しました。

最初は緊張気味のY君でしたが、「楽しかった」と達成感あふれる表情を見せてくれました。

手作り箸体験

やってみてわかったリアルな感想・注意点は?

お箸づくりは、6歳から挑戦可能とのこと。ただ、結構力がいる作業なので、小さなお子さんは大人の手伝いがあったほうが安心かもしれません。

工程そのものはシンプルなので、力のあるお子さんやY君くらいの年齢のお子さんだったら、一人でも仕上げられると思います(ただし、カンナでのケガには要注意です)。

子どもの付き添いのつもりでも、お箸づくりを見ているうちに、大人もついやりたくなってしまうかも? 親子でそれぞれ挑戦するのも、個性が出て楽しいかもしれません!

モノを大切にする気持ちが自然と育つ体験

できあがった手作りの箸は、市販のお箸よりデリケート。
食洗器はNGで、手洗いが基本とのことです。乾燥してパサついてきたら、また食用油を染み込ませてお手入れをしてあげると長持ちするそう。

身近な道具がどのような工程でできるのか、どのようなお手入れが必要なのかを学ぶことで、自然とモノを大切にする気持ちが育まれそうです。

また、木の種類や削りやすさの違いに触れ、実際に手を動かしながら作ることで、「木」という素材への興味もわくのではと感じました。

普段はできない体験に気軽に挑戦できるのは、子連れにとってありがたいポイント。海外のお客さんだけでなく、日本の子どもたちにもお勧めしたい体験でした!
子どもとのお出かけ先に悩んでいる方は、候補にしてみてはいかがでしょうか。

気になった方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください!


お箸づくりのワークショップ
参加費:¥3,980~(木の種類によって価格が変わります)
受付時間:10:00~18:00
※要事前予約

nobico(のびこ)編集部

nobico(のびこ)編集部

PHP研究所が提供する育児・教育情報。比べない、悩まない「のびのび子育て」応援サイト。

X:@PHP_nobico

Instagram:@php_nobico