小学生の子が暴力を受けた…親はどうすべき? 子どもを守る「冷静な対応法」

熱海康太
2025.09.08 22:16 2025.09.08 12:00

1人で歩く小学生

子どもが暴力を受けるという事態は想像するだけでも心が痛みますが、万が一そのような状況が起きた時、親がパニックに陥っては子どもを適切に守ることができません。元公立学校教員として13冊の教育書を執筆し、現在は「先生の先生」として活動する熱海康太氏が、小学生が暴力を受けた際の3ステップ対応法を解説します。適切な対応によって心の傷を最小限に抑え、再発防止につなげることができます。

ステップ1:最初に行うべき3つの緊急対応

落ち込む小学生の女の子

暴力の事実を知った瞬間は、親も動揺するものです。しかし、最初に行うべきは心身の安全確保です。

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi