思春期の始まりで「親がやってはいけない」3つの関わり方

熱海康太
2025.09.27 23:21 2025.09.30 19:00

雨の中傘をさす高校生

「子どもが急に反抗的になった…」思春期に入った我が子の変化に戸惑う親は少なくありません。元公立学校教員で多数の教育書を執筆、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事として活動する熱海康太さんが、思春期の始まりで絶対にやってはいけない3つの関わり方を解説。子ども扱いの継続、友達関係への過干渉、結果だけの評価がなぜ問題なのか、脳科学的根拠とともに適切な接し方をご紹介します。

思春期の入口で子どもは何を感じているのか?

子どもが思春期に入ると、これまでの子育て方法では通用しなくなることが多々あります。特に思春期の入り口にいる子どもは、自立への欲求と依存への欲求の間で揺れ動いており、親の対応一つで親子関係が大きく左右されます。ここでは、思春期の子どもとの関係を悪化させてしまいがちな、親の3つのNG行動について解説します。

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi