偏差値40が分かれ目…中学受験「合わない塾」と「まだ様子を見るべき塾」の違い
「成績が上がらないけれど、この塾でいいのか」と悩む親御さんは少なくありません。理由は子どもによって様々ですが、もし塾が合っていないのではと感じたとき、どんな点に注目して判断すればよいのでしょうか。転塾がよぎったときに親が取るべき行動を、『おうち受験コーチング』著者で、これまで3,486人の家庭学習をサポートしてきた鈴木詩織先生に伺いました。
(聞き手・構成/一般社団法人Raise・宮本さおり、文・すえこ)※写真はすべてイメージです
「行きたくない」は要注意!子どものSOSサイン
「塾に行きたがらない」のは成績が上がらないのも理由の一つです。単に「今日は気分が乗らない」程度なら問題ありませんが、毎回ストレスを抱えて帰ってきたり、メンタルが明らかに疲れている様子がある場合は注意が必要です。子どもは自分で言えないことも多いため、親が早めに気づいてあげることが大切です。
「塾が嫌い」という言葉の背景にはいろいろな理由があります。「雰囲気が合わない」という抽象的な理由から、「うるさい子がいて集中できない」「特定の子からいつもからかわれる」といった具体的な悩みまで様々です。
こうした場合、まずは
絵で見てわかる 子どもが自走する言い換えビフォーアフター(鈴木詩織 著、みらいパブリッシング 刊)
忙しい保護者のための子どもへの声かけ言い換え集。家庭教師、個別指導塾講師など多くの経験を経て、著者がたどり着いたプログラム「おうち受験コーチング」。
勉強を “教える” のではなく、保護者が “そばにいて支える” コーチングによって「自分でやるしかない」、そして不思議なことに怒られるわけでもないのに「やらなきゃ」と自然に子どもが思うようになる著者開発のプログラムを、おうちで簡単に実践できるよう解説しています。