「口数が減った思春期の息子」に親ができること 教師が考える”適切な距離感とタイミング”とは?
「最近、息子が全然話してくれない…」思春期に入った息子の変化に戸惑う親は少なくありません。元公立学校教員で多数の教育書を執筆、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事として活動する熱海康太さんが、思春期男子が心を開いてくれる親の日常コミュニケーション方法を解説。
適切なタイミング、説教しない姿勢、信頼関係の積み重ね、親自身の心の余裕など、良好な親子関係を保つ具体的な方法をご紹介します。
思春期男子が心を開いてくれる親の日常コミュニケーション方法
思春期に入ると、それまで何でも話してくれていた息子が急に口数を減らし、部屋に引きこもることが多くなって、親としては寂しさと不安を感じることが多いものです。しかし、この変化は成長の証であり、適切なコミュニケーション方法を身につけることで、息子との良好な関係を維持することは十分可能です。
話しかける適切なタイミングを見極める
思春期の男子とのコミュニケーションで最も重要なのは、タイミングの見極めです。不適切なタイミングで話しかけることで、息子の機嫌を損ね、コミュニケーションの機会を逸してしまうことが多いのです。