毎朝「行きたくない!」と癇癪を起こす子が変わった理由 教師が親に伝えたHSC・ASD特性の子への声かけ

熱海康太
2025.11.18 00:14 2025.11.17 19:50

泣く女の子

「行きたくない!」朝になると突然泣き出す我が子に、疲れ果てている保護者は少なくありません。元公立学校教員で多数の教育書を執筆、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事として活動する熱海康太さんが、感情が爆発しやすい子を穏やかに学校に送り出す朝の声かけの工夫を解説。HSC・ASD特性の理解、承認→提案→実行の3ステップ、感情を否定しない言葉遣い、成功体験の積み重ねなど、具体的な方法をご紹介します。(写真は全てイメージです)

感情が爆発しやすい子を穏やかに学校に送り出す、朝の声かけの工夫

「行きたくない!」。朝7時、玄関で靴を履こうとしたところで、小学1年生のRくんが突然泣き出しました。「どうしたの?」と聞いても「わかんない!」と叫び、床に座り込んでしまいます。お母さんは「毎朝こんな感じで、私も疲れてしまって…」と相談に来られました。

Rくんは優しい男の子ですが、朝になると不安や緊張が高まり、些細なことで感情が爆発してしまうことがよくありました。靴下の縫い目が気になる、給食で苦手なものが出る、友達に何か言われるかもしれない。

後に専門機関での相談を経て、RくんはHSC(人一倍敏感な子)の特性とASD(自閉スペクトラム症)の特性を併せ持っていることがわかりました。

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi