毎朝「行きたくない!」と癇癪を起こす子が変わった理由 教師が親に伝えたHSC・ASD特性の子への声かけ
「行きたくない!」朝になると突然泣き出す我が子に、疲れ果てている保護者は少なくありません。元公立学校教員で多数の教育書を執筆、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事として活動する熱海康太さんが、感情が爆発しやすい子を穏やかに学校に送り出す朝の声かけの工夫を解説。HSC・ASD特性の理解、承認→提案→実行の3ステップ、感情を否定しない言葉遣い、成功体験の積み重ねなど、具体的な方法をご紹介します。(写真は全てイメージです)
感情が爆発しやすい子を穏やかに学校に送り出す、朝の声かけの工夫
「行きたくない!」。朝7時、玄関で靴を履こうとしたところで、小学1年生のRくんが突然泣き出しました。「どうしたの?」と聞いても「わかんない!」と叫び、床に座り込んでしまいます。お母さんは「毎朝こんな感じで、私も疲れてしまって…」と相談に来られました。
Rくんは優しい男の子ですが、朝になると不安や緊張が高まり、些細なことで感情が爆発してしまうことがよくありました。靴下の縫い目が気になる、給食で苦手なものが出る、友達に何か言われるかもしれない。
後に専門機関での相談を経て、RくんはHSC(人一倍敏感な子)の特性とASD(自閉スペクトラム症)の特性を併せ持っていることがわかりました。