しっかり保湿しても子どもの肌がカサカサ、原因は暖房? 医師が教える「冬のかくれ脱水」予防法

「しっかり保湿しているのに、子どもの肌がカサカサ」「最近、便秘ぎみ」「なんとなく元気がない」。冬になると増えるこうした不調、実はかくれ脱水が関係している可能性があります。脱水というと夏のイメージが強いですが、医学的には冬も脱水が非常に多い季節。しかも、冬の脱水は汗をかかないために気づかれにくく、静かに進行するのが特徴です。
竹内内科小児科医院院長の五藤良将先生に、冬のかくれ脱水について、医学的に詳しく伺いました。(文・吉澤恵理)
冬に脱水になる3つの理由

――冬はあまり汗をかかない季節ですが、なぜ脱水になるのですか?
脱水は夏に起こるものと思われがちですが、実は冬にも多く見られます。
冬は空気が乾燥することで、呼吸や皮膚から気づかないうちに水分が失われやすくなり(不感蒸泄の増加)、知らない間に脱水が進むことがあります。
1つ目は暖房による乾燥。冬の室内は湿度が20~30%台まで下がることもあり、呼吸や皮膚から常に水分が蒸発しています。
2つ目は






























