プロ家庭教師が「先取り教育」を勧めない理由は? かしこい子を育てるために本当に必要なこと

西村則康、辻義夫
2026.01.23 16:26 2026.01.30 11:50

プロ家庭教師が「先取り教育」を勧めない理由は? かしこい子を育てるために本当に必要なこと

「将来のために、できるだけ早く勉強を始めたほうがいいのでは?」そんなふうに考える親御さんは多いかもしれません。 けれど、自ら学ぶことを楽しめる子に育つために必要なのは、早期の先取り学習ではなく、日々...

西村則康

中学受験のプロ家庭教師「名門指導会」創設者・学習コンシェルジュ
40年以上、難関中学・高校受験指導一筋のカリスマ家庭教師として、最難関校に3000人以上を合格させてきた抜群の実績をもつ。暗記や作業だけの無味乾燥な学習では効果が上がらないという信念から、「なぜ」「だからどうなる」という思考の本質に最短で入り込む授業を実践。また受験を通じて親子の絆を強くするためのコミュニケーション術もアドバイス。日本初の「塾ソムリエ」としても活躍中で、運営する中学受験情報サイト「かしこい塾の使い方」は16万人のお母さんが参考に。ベストセラーの『中学受験基本のキ!第5版(日経DUALの本)』(日経BP)をはじめ著書多数。

辻󠄀義夫

中学受験のプロ家庭教師「名門指導会」代表・理数教育家・学習コンシェルジュ
大手進学塾での指導経験後、パーソナル指導の分野で最難関中対策を中心に算数・理科を指導。その授業は「知らない間に算数・理科が好きになってしまう」ことから「ワクワク系中学受験」と評される。「カレーライスの法則」「ステッカー法」など直感でわかるユニークな解法を編みだす名人でもある。プラネタリウムとのコラボ企画「辻󠄀・アインシュタインホメ夫のわくわく系理科実験」の小学生向け天体授業は即日満員になる人気。著書に『中学受験 すらすら解ける魔法ワザ理科・計算問題』(実務教育出版)、『マンガとクイズで楽しく学べる すごい理科』(高橋書店)など多数。

勉強メンタルの育て方

西村 則康、辻義夫(著)『本当にかしこい子になる!勉強メンタルの育て方』(ウェッジブックス)

◎ほんとうの意味で頭のいい子=勉強メンタルが育っている子!

「頭がいい」とはどういうことかを徹底的に言語化!
かしこさの新機軸=「勉強メンタル」を育むために親ができること

これまでプロ家庭教師として、たくさんの子どもたちと接して気づいたのは、頭のいい子には、ある共通点があるということ。
授業を聞くときも、問題を解くときも、
「なぜそうなのだろう?」
「そういうことか!」
「ということは、こういうときにも使える知識かもしれない」
「大丈夫、自分なら解ける。絶対解いてみせる!」
と常にこころの動きが伴っているのです。
このこころのベクトルを、私たちは「勉強メンタル」と呼ぶことにしました。

「頭がよくなる」とうたった書籍は数多く存在しますが、本書ではうわべのノウハウではなく、「頭がいい」とはどういうことなのか、その本質を考え、「勉強メンタル」という一生ものの力を育む方法を提案します。

・「勉強メンタル」とは「学びに向かう姿勢」
・すべての学びの土台は「好奇心」
・自分に引き寄せて考える力
・「自由な勉強」と「覚えて、鍛える勉強」
・「当たり前」のハードルを下げてみよう

「メンタル」と聞くと、「やはり勉強には強い精神力」が必要なのでは…と思うかもしれません。しかしそうではなく、すべての学びの土台である好奇心、「学びに向かう姿勢」が、勉強メンタルでもっとも大切なこころの動きです。