中学受験の勉強は長時間じゃなくていい 「15分区切り」で集中力が続く理由

「長時間の勉強が当たり前」といったイメージが強い中学受験。
しかし、小学生にとって大切なのは「長さ」よりも「集中できるかどうか」だと、中学受験ママ力開花アカデミー主宰・井上晴美さんは解説します。
子どもの負担を減らし、勉強を続けやすくする「15分区切り」の勉強法とは? 井上さんの著書より抜粋してご紹介します。
※本稿は、井上晴美 (著)『中学受験で子どもを壊さない! 合格へ導く「5つの約束」』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)より一部抜粋、編集したものです。
「15分区切り」の勉強なら、つらさを感じず集中できる

「受験勉強は長時間続けられたほうがいい」と思っていませんか?
しかし、どれほど勉強が好きな子でも、ずっと机に向かい続けるのは難しいもの。
小学生の集中力は、それほど長く続きません。
だからこそおすすめしたいのは、勉強時間を細切れにすることです。
目安としては、「15分勉強したら5分休憩」。これを1セットにして、4回繰り返すと1時間ほどの勉強時間になります。5分休憩のときには、背伸びをしたり、アイスブレイクをしたりすることで軽く息抜きができれば十分。たったそれだけで気分がリフレッシュして、集中力を保ったまま次に進めます。
休憩をはさみながら1時間ほど勉強したら、夕食や入浴といった勉強以外のことをする時間をとりましょう。そうして気持ちを切り替えることで、集中できる時間を長く確保することができるのです。
「15分では短すぎる」と思われるかもしれません。
でも、実は15分というのは小学生にとってはちょうどいい長さなのです。
実際のテスト問題では、大問がいくつかで構成されており5〜15分で問題を解くケースが多くなっています。そのため、日ごろから15〜20分区切りで勉強するリズムを身につければ、短時間で集中する力や時間感覚が身につきます。
それに、もしも解き方がわからない問題にぶつかったときには、15 分以上かけて悩む必要はありません。そんな場合は、15分を区切りにして一度切り上げて「どうすればいいのか」を考え直したほうがいい。そうした目安としてもちょうどいいのです。
集中力を高める時間管理術として知られる「ポモドーロ・テクニック」は、25分の作業と5分の休憩を繰り返すのが基本。そうすることで、集中力を維持して長時間のタスクに取り組めるということが知られています。
小学生にとっての15分区切りも、それと同じ効果があります。
そして何より、15分という時間設定の最大のメリットは子どもの負担が少ないこと。「15分ならできそう」と心理的ハードルが低くなるため、苦手意識を持たずに取り組むことができます。
「すぐに終わる」と思えば、スタートのハードルも低くなりますから、結果的に勉強を続けやすくなるのです。
【ポイント】
・「15分勉強+5分休憩」を繰り返せば、集中できる勉強時間を長く保つことができる
・「15分ならすぐに終わる」と思えると、勉強をはじめるときのハードルを低くすることができる
井上晴美 (著)『中学受験で子どもを壊さない! 合格へ導く「5つの約束」』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
「中学受験、うちは大丈夫?」と迷っているすべての方へ。
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