学校ではいい子がなぜ家で荒れるのか? 小3男子が抱えていたストレスの正体

熱海康太
2026.02.21 00:08 2026.02.22 19:00

机に向かう小学生の男の子

学校では「とてもいい子」と言われるのに、家では不機嫌で荒れる我が子。「学校ではできるのに、なぜ家ではできないの」と悩む親は少なくありません。

元公立学校教員で、多数の教育書を執筆している熱海康太さんは、「学校でエネルギーを使い果たし、家でやっと自分を取り戻している」と語ります。「疲れたね」と受け止める対応を解説します。

「とてもいい子です」と言われた母親の複雑な気持ち

玄関で登校を渋る小学生の男の子のイメージ

担任の先生から「Y君はとてもいい子です。授業中も静かで、友達にも優しくて、何の問題もありません」と言われた母親は、複雑な気持ちでした。なぜなら、家でのY君は全く違う姿だからです。

小学3年生のY君は、学校から帰ると、玄関で靴を脱ぎ散らかし、ランドセルを放り投げます。「宿題やりなさい」と言えば「うるさい!」と怒鳴り、夕食中も不機嫌で、些細なことで弟に当たります。

スクールカウンセラーとの面談で、母親はある言葉を聞きました。「お子さんは学校で、とても頑張って『いい子』をある意味では演じているんです。家で荒れるのは、

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi