テスト50点台だった小5の成績が伸びた理由 「やればできる子」が本当に動き出したきっかけとは?

熱海康太
2026.02.21 00:08 2026.02.23 19:00

机に向かう小学生のイメージ

興味のあることはすぐ覚えるのに、テストはいつも低い点数。「やればできるのに、なぜやらないの」と悩む親は少なくありません。元公立学校教員で、多数の教育書を執筆している熱海康太さんは、「『やればできる』は呪いの言葉。足りないのは能力ではなく、やり方」と語ります。「一緒にやろう」から始め、成功体験を積む対応を解説します。

「やればできる子なんですけどね」と言われ続けた

階段を上がる小学生の男の子

小学5年生のM君のテストを見た母親は、ため息をつきました。また、50点台です。でも、母親は知っています。M君は頭が悪いわけではありません。興味のあることは、すぐに覚えます。歴史のマンガを読めば、登場人物の名前も年号も、一度で覚えてしまいます。

それなのに、学校のテストはいつも低い点数。宿題もやらない、授業も集中していない。先生からも「M君は、やればできる子なんですけどね」と言われます。

母親は、M君に何度も言いました。「やればできるんだから、ちゃんとやりなさい」。でも、M君は「わかってる」と答えるだけで、何も変わりませんでした。

ある日、母親は教育相談を受けました。そこで言われたのは、

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi