ランドセルの購入時期とトレンドの色は? 27年度入学の最新ラン活事情

nobico編集部
2026.02.19 15:40 2026.02.27 11:50

セイバンのランドセル

2027年度・4月入学に向けて、ランドセル選び、いわゆる「ラン活」が本格化してきます。今回は、最新の調査データをもとに、ランドセル市場の変化や選び方のポイントについて、老舗メーカー・セイバンに話を聞きました。

セイバンってどんな会社?

株式会社セイバンは、創業107年目を迎える老舗のランドセルメーカー。すべてのランドセルを、兵庫県たつの市にある自社工場で一貫して製造しています。100年以上にわたり、子どもたちの体と真摯に向き合いながら、経験と実績を積み重ねてきました。

そんなセイバンが手がける「天使のはね」ランドセルは、国内トップクラスのシェアを誇り、多くの家庭に選ばれ続けています。

ランドセルの購入は早い方がいい?

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ランドセルの購入時期には、毎年いくつかのピークがあります。
第1次購入ピークはゴールデンウィークを含む5月、第2次ピークはお盆明けの8月。いずれも長期休暇に帰省し、祖父母を含めた三世代で選ぶ家庭が多い傾向にあるそうです。

「ランドセルは早く買わないといけない」「年中からラン活を始めるのが当たり前」といったイメージもありますが、実際には、こうした早期購入は、早くから情報収集をして、できるだけ多くの選択肢から選びたいという一部の人たちの動きなのだそう。

実は、ランドセル購入の母数として最も多いのは、6月以降に購入する人たち。しかも、その動きにも変化が見られます。

2022年度頃と比べると、6~7月に購入を検討し始める人はやや減少し、代わりに9月・10月といった秋口に購入する人が増えている傾向があります。
「お盆を過ぎても、意外とランドセルは十分に選べる」という認識が広がり、購入時期を急がず、家族それぞれのライフスタイルやタイミングに合わせて選ぶ人が増えてきているようです。

ランドセル選び、何を重視する?

悩む親子
※画像はイメージです

変化しているのは、購入時期だけではありません。
セイバンが実施した市場調査※によると、ランドセルを選ぶ際の重視ポイントにも大きな変化が見られます。

6年ほど前までは、「6年間保証」が最も重視されていました。小学校6年間使い続けるものだからこそ、「最後まで安心して使えるか」が重要視されていたのです。

一方、最近の調査で最も重視されているのは「軽さ」です。
本体そのものの重量だけでなく、背負ったときの体感的な軽さ、いわゆる「背負い心地」も含め、子どもの体への負担が少ないことが重視されるようになっています。

背景にあるのが、通学時の荷物の重さです。
学習指導要領の改訂により、教科書のサイズはB5からA4へ大型化し、ページ数も約1.8倍に増加。さらにタブレットや水筒の持ち運びもあり、ランドセルに入れる荷物は、以前よりも確実に重くなっています。
そのため、「軽いランドセル」への需要が、今まで以上に強まっているようです。

※セイバンが第三者機関を通じて実施した調査。2026年4月入学予定の子どもを持つ25〜45歳の保護者1,498名を対象に、2025年12月に実施。

ますます多様化するランドセルの色

近年はジェンダーレスな価値観が広がり、ランドセルのカラー展開もますます多様化しています。

以前は「女の子は赤、男の子は黒」という選び方が主流でしたが、最近では女の子は紫が圧倒的な人気として定着。一方、男の子は黒が根強い人気を保ちながらも、黒以外のカラーを選ぶ人も年々増えています。

セイバンのランドセル調査 セイバンのランドセル調査

その背景にあるのは、「子どもの好きな色を尊重したい」という保護者の意識の変化です。こうしたニーズに応える形で、各メーカーもカラー展開を拡充し、より多様な選択肢を用意するようになっています。セイバンでも、ランドセルの本体カラーは2018年の22色から、2027年度モデルでは40色へと大幅に拡大したのだそう。

この変化を支えているのが、主素材が人工皮革へと移行したこと。
人工皮革は色表現の幅が広く、より繊細な刺繍や装飾も可能です。デザインの自由度が高まり、子ども一人ひとりの個性に寄り添える選択肢が、ますます増えています。

ラン活はより自由な時代に!

ランドセル選びは、「人気商品を早く購入するもの」から、「各家庭のペースで、子どもに合ったものを選ぶもの」へと変化しているようです。

購入時期や購入場所の選択肢が広がり、軽さや背負い心地、デザイン、カラーなども多様化しました。家族が納得できるタイミングで、子どもに合ったランドセルを選べるのが、今の時代のラン活のようです。

これからランドセル選びを始めるご家庭も、無理のないペースで、自由にラン活を楽しんでみてはいかがでしょうか。

nobico(のびこ)編集部

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