集団が苦手な子に共通する「3つの隠れた強み」 元教員が教える、欠点が武器に変わる仕事の条件

熱海康太
2026.03.11 14:55 2026.03.14 19:00

1人で歩く小学生

集団行動が苦手で「みんなに合わせられない」と言われ続ける子どもがいます。しかしその子が一人で何かに向き合うとき、驚くほどの集中力と洞察力を見せることがあります。元公立学校教員で、現在は一般社団法人日本未来教育研究機構代表理事として活動する熱海康太さんが、「普通にできない」子の特性が一生モノの強みに変わる理由と、親にできる見方の転換を解説します。

「みんなと同じようにできない」子の毎日

廊下を歩く小学生の集団

小学3年生のN子さんは、集団での活動がとても苦手です。給食の時間も、班での話し合いも、運動会の練習も。みんなが当たり前にできることが、N子さんにはできないのです。決まった時間に決まった動きをすることが、体や感覚に合わないのです。

担任から「みんなに合わせることが難しい様子です」と言われた母親は、このまま大きくなって大丈夫なのかと心配していました。「なんでみんなと同じようにできないの」と言ってしまった夜もありました。N子さんは黙って下を向くばかりで、答えを返しませんでした。

転機は、学校の図書室でN子さんが自由研究の資料を調べていたときのことでした。

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi