意外と多い新1年生の学童拒否 「かわいそう?」と思う前に知ってほしいこと

小学校生活が始まると同時に、学童保育もスタート。仕事との両立に欠かせない場所だとわかっていても、子どもから「行きたくない!」と言われると、「無理をさせているのでは」と不安になる保護者も多いのではないでしょうか。
学童への行き渋りは、環境の変化が大きい新1年生にとって自然なこと。子どもの気持ちに寄り添いながら、少しずつ安心感を育てていくためのヒントを、『子どもが小1になったら知りたいことが全部のってる本』からご紹介します。
※本稿は、主婦の友社 (編集), 佐々木陽子 (監修)『子どもが小1になったら知りたいことが全部のってる本 (知りたいことシリーズ) 』(主婦の友社)より一部抜粋、編集したものです。
「行きたくない」は自然な反応。 子どもの気持ちを受け止めて

「学童、行きたくない!」という子どものひとことに、戸惑ったり、後ろめたさを感じたりする親は少なくありません。「毎日学童ってかわいそう?」「私の都合で無理をさせているかも」と罪悪感を抱いてしまうこともあるでしょう。
けれど、どんな子でも一度は「行きたくない」という訴えが出ると思っていいくらい、学童への行き渋りはよくあることです。新しい環境に緊張していたり、友だち関係に悩みがあったり、学校から続く長い活動時間に疲れてしまっていたりと、その理由はさまざまです。
大切なのは、まず「子どもがどう感じているか」に耳を傾けること。「学童どう?」「困っていることはある?」と穏やかに聞き、否定せずに受け止めてあげましょう。「そうなんだ」「頑張っているね」と共感するだけでも、子どもの安心感につながります。
話を聞くときに注意したいのは、学童を否定するような言葉を使わないこと。「ママの仕事のせいでごめんね」「我慢させているね」といった言葉は、かえって〝自分はかわいそうなんだ〟という意識を植えつけてしまうこともあります。
学童は“仕方なく通う場所“ではなく、“成長のチャンスがある場所“。そんなふうに親がとらえ直すことも大切です。
「行きたくない」の裏に隠れているのは?
■人間関係
学年や学校が異なる子と過ごすため、上級生に圧倒されたり、気の合う友だちができるまで時間がかかることも。学校の先生とは少し違う支援員との関わりに、最初は戸惑う子もいます。
■環境の変化
小学校、学童と、新しい環境に飛び込む1年生。学校と学童でのルールや約束事の違いに慣れるのにもエネルギーを使います。集団生活に慣れるまでは、ゆとりをもって見守って。
■生活リズム
登校から夕方まで長い1日。慣れない時間割や帰宅時間に、心も体も疲れがたまりやすくなります。少しずつ体力がついていくのも見守りながら、家庭ではゆったり過ごす時間を。
■活動内容
自由な活動ができる一方で、「何をしたらいいかわからない」「興味のもてる活動がない」と感じる子もいます。自分に合う過ごし方を見つけるまで、少し時間がかかることも。
焦らず見守って、安心感を育んで
・お迎え時間を少し早めに
・支援員・先生と連携&相談
・無理せずに休んでもOK
・話を否定せず受け止める
慣れるまでは、少し早めにお迎えに行ったり、無理せずに「お休みデー」をつくったりして、ゆるやかに。家庭・先生・支援員の三者で連携し、子どもの安心感と「また行こう」と思える気持ちを育てましょう。

主婦の友社 (編集), 佐々木陽子 (監修)『子どもが小1になったら知りたいことが全部のってる本 (知りたいことシリーズ) 』(主婦の友社)
小学1年生の1年間は子どもにとっても親にとっても「はじめて」の連続です。
「どんなことを準備すればいいの?」「生活がどう変わるの?」「何が大変なの?」など小学校入学にともなう、さまざまな疑問や不安に答えるのが本書。
親子の前に立ちはだかる「小1の壁」を、笑顔で乗り越えていくために知っておきたい大切なことを1冊にまとめました。
小学校の入学準備から、小1の学校生活、学習や人間関係、親の働き方まで、「知っておきたいこと」や「やっておきたいこと」がひと通り分かり、親子で準備すべきことが見える化できます。
現役の小学校教師が監修を務め、最新の小学校事情を反映しているのも特長。
「学習でつまづきやすいところは?」「お友達とけんかしたら?」「長期休みの乗り切り方は?」
「学校に行きたくないと言われたら?」など、入学後に起こりがちな悩みやトラブルへの対処法もまとまっており、入学後も役立つ1冊となっています。
小学校生活がどんなものか、どんな悩みが起こるのか、分かっておくだけで漠然とした不安が解消され、心に余裕をもって対処することができます。
「小1」という一度しかない特別な時間をめいっぱい楽しめるように、本書をぜひご活用ください。































