犯罪に巻き込まれやすい子の特徴は?「うちの子は大丈夫」が通用しない理由と、防犯力を高める6つのポイント

国崎信江 (監修)

「困っている人がいると助けようとする」、「友達を見かけると走って追いつきたくなる」……一見するとよくある子どもの姿ですが、そこから思わぬ危険につながることも。まずは犯罪・事故に巻き込まれやすい子のチェックリストで、わが子の傾向を確認してみましょう。

本記事では、『子どもの防犯・防災で知りたいことが全部のってる本』より、犯罪に巻き込まれやすい子の特徴と、今日からできる防犯習慣を紹介します。

※本稿は、国崎信江 (監修)『子どもの防犯・防災で知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)より一部抜粋、編集したものです。

マンガ・イラスト:あらいぴろよ

親子でチェック!犯罪に巻き込まれやすいのはどんな子?

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活発な子も、おとなしい子も、「だから安心」ではありません。「うちの子は大丈夫」と思っているほど危ない! まずは自分の子の弱点はどこか、チェックしてみて。

【不審者遭遇・撃退チェック】
□学校が終わったあと、夕方以降にあちこち出歩いている
□道を歩くときにぼーっとしている(周囲を警戒していない)
□道を歩くときやエスカレーターでは、いつも前を向いていて振り返らない
□エレベーターに同乗する人がいても気にしない
□外出先で楽しくなると勝手に行動しがち(迷子になりやすい)
□靴や持ち物はわかりやすい場所に名前を書いている
□外出先でトイレに行きたくなったとき、1人で行く
□素直でやさしい性格で、困っている人がいると助けてしまう
□ふだんから声が小さい、大声を出せない
□家族や先生には自分の悩みを話しにくい

【交通事故・安全チェック】
□いつもと違う道を通ってみるなど冒険したいタイプ
□友だちを見つけると、走って追いつきたくなる
□自転車のときは歩道や横断歩道を走っている
□自転車やキックボードはスピードを出すのが楽しい
□自転車のブレーキやライトの点検をしていない
□遊びはちょっとくらいリスキーなことをするほうが楽しいし、かっこいいと思う
□スマホを見ながら歩くことがある
□外でもし事故にあう、あるいは自分が事故を起こしたら、どうすればいいかわからない

【SNS・ゲームチェック】
□スマホの使用時間が長く、親との約束を守れない
□憧れる大人や有名人の言うことを信じやすい
□SNS に投稿して、みんなから反応をもらえるのは楽しい
□SNS への書き込みや反応の有無をすごく気にしてしまう
□オンラインゲームでいっしょにプレイした人には、心を許している
□自分と意見の合わない友だちを排除してしまいがち
□もっとお金をかけてゲームや遊びをやってみたい
□儲かる、ポイントがたまる、などのオトク情報にのりやすい

1つでもチェックがついたら、それは子どもの弱点。
犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性があるので、油断しないで!

子どもの防犯力を高める!親の働きかけポイント6

子ども自身が身近にある危険を察知することが大事。生活の中で、親子で繰り返し確認し、話し合いましょう。

Point1:街をいっしょに歩いて防犯を「習慣化」する
親子で外出するときは、不審者がいそうな場所、事故の起きやすい場所をチェック! 「この路地は日が暮れると暗いね」「ここは飛び出すと危ないね」など、子どもと確認しましょう。1人のときは、警戒して「ときどき後ろを振り返る」ことも教えてあげて。

Point2:事件・事故の事例を話して「どう思う?」と考えさせる
「オートロックなのに女性が襲われた事件があったんだよ」「高校生が闇バイトで捕まったんだって」など、事件・事故のニュースを目にしたら、ぜひ子どもと共有してください。どう思うか、どうすれば防げるか、考えるきっかけに。

Point3:日ごろの会話でさりげなく防犯クイズを出す
「ショッピングセンターで不審者はどこにいる? 階段、エレベーター、トイレ……」「商店街が危ないのは、昼と夜どっち?」など、子どもはクイズだと考えやすいです。日ごろの会話にさりげなく差し込んでいきましょう。

Point4:子どもがオンラインで何をしているか把握する
子どもに渡すスマホやゲーム機器は、フィルタリングの設定を。どのSNS、アプリやゲームを使い、どんな相手とやりとりしているか、親が把握しておくのが安心。ゲームが好きなら、いっしょに遊んで危険性について教えるのも◎。

Point5:プライベートゾーンは見せない・触らせないと教える
幼児期から、「水着で隠れる部分はとても大切なところだから、誰かに勝手に触らせたり、見せたりしてはいけないよ」と教えてください。SNSでやりとりした相手に、「下着の写真を送って」と言われても絶対にダメ!

Point6:子どもが親に相談できる関係を築いておく
思春期になって口数が減っても、子どもと1対1で、日ごろの悩みやストレスを聞く時間を作ることは大事です。「危険な目にあった、いじめられた、だまされた、など、問題を抱えたときは、親に相談してね」と伝えましょう。

なぜ危ないの? 生活圏の中で防犯トレーニング!

危険はどこかから突然やってくるのではなく、いつも身の回りに潜んでいます。日ごろの行動範囲の中で、どこが危ない? 何が危険や犯罪につながる?と子どもに考えさせることが、防犯トレーニングになります。



子どもの防犯・防災で知りたいことが全部のってる本

国崎信江 (監修)『子どもの防犯・防災で知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)

毎日のようにニュースで目にする子どもを狙った性犯罪やネット犯罪。
ただ、幼い子どもにとって、どんな人が危険なのか、どんな場所に犯罪が潜んでいるのかを判断するのは容易ではありません。
大切な子どもを犯罪から守るには、親も子どもも事前に知識を学び、いざという時に適切な行動ができるようにすることが大事!
さらに、能登の震災のような大きな地震が起こった時や、猛暑、ゲリラ豪雨、竜巻などの気象災害の時など、いざという時に身を守れるのもやはり事前の知識です。

本書の監修を担当したのは、テレビ出演でもおなじみ危機管理アドバイザーの国崎信江さん。
防犯&防災のプロであり、自身も2児の母。
お子さんたちが小さい頃から防犯・防災の大切さを繰り返し伝えてきたからこそのアドバイスは、すぐにでも取り入れて実践したいものばかり!