もしかして発達障害? 3歳児検診で親は「違和感」をどう伝えた?(もしかしてうちの子、発達障害!? 第2話)

河原崎美香

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私は、3人の子ども(小学2年生の男の子・年中の女の子・2歳児)を育てる保育士ライターです。小学2年生の長男は軽度発達障害で、今は支援級に在籍しています。今回は、3歳児健診での様子についてお伝えしたいと思います。
(連載「もしかしてうちの子、発達障害!?」連載2話) 

保健師さんに「発達の気になる点」をしっかり伝えるためにしたこと

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これまで、保育士として働いている中で「ちょっと気になる」と思っていても、問診の時に担当された保健師さんによっては「すでに、保育園や幼稚園プレなどの集団で生活しているのであれば、もう少し様子を見てもいいのでは?」と言われてそのまま3歳児健診を終えてしまうという、ケースも聞いていました。

発達の気になる点をきちんと伝えて通常の検査のあとに心理相談の部屋へ案内してもらいたいと考えていたため、事前の問診表に

・言葉がゆっくり
・集団に入りにくい
・突発的な行動を起こすことがあり、止められない
・説明しても見通しをもって行動できない

など「これは、気になるな」と思われそうな特徴を前面に出して書くようにしました。

泣き叫ぶ3歳児を抱えて…コンディション最悪の当日

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3歳児健診当日。

このような健診はたいてい昼寝する時間に行われるので、保育園を休んで、早めに少し昼寝させてから行くつもりだったのですが、タイミングが合わず昼寝しないまま、会場へ向かうことに…

そして、運悪くこの日は雨でペーパードライバーの私は、カッパを着て自転車で行かないといけないことや、まだ保育園に入園しておらず預け先のなかった当時9か月の娘も、おんぶで連れて行かないとダメという最悪のコンディションの中行くことになりました。

雨の中、やっとの思いで会場につくと入り口に何台も置いてある自動販売機を見つけ「ジュース!」とジュースが欲しいと騒ぎ出す息子。「ジュースはお医者さん(健診)が終わったら買って帰ろう」と言っても聞き入れられず「ジュース!」と大騒ぎ。

娘をおんぶして、泣き叫ぶ息子を抱えて会場入り。まだコロナ前ということもあり、中は3歳児健診を受ける大勢の人。そして、熱気や真冬で暖房が入っていたこともあり暑く、抱っこで泣き叫び暴れる息子と、背中で眠くて愚図る娘でかなり悲惨な状態で、冬なのに2人の子の対応で私はかなり汗をかいていました。

とりあえず、息子を落ち着かせようと思ったのですが、待合には絵本が数冊おいてあるのみ。しかも息子の興味がありそうな絵本がなく、持参していたおもちゃを渡そうにも「イヤ!」と拒否。なかなか落ち着かない息子と眠く愚図る娘を何とかあやして20分後に2人共寝てくれやっと落ち着いて座れるようになりました。

ただ、抱っことおんぶの状態で寝てしまい私は上着を脱ぐタイミングを逃し、ずっと暑く汗のかいた状態で過ごす羽目になりました…

のちに聞いたところによると、当日は年末年始明けで通常よりも健診を受ける子が多かったことに加え、日程変更もありさらに増えたということで、通常よりもかなり多い人数だったようです。(現にママ友さんに聞いたら、ほとんどの人が1時間もしないうちに3歳児健診を終え「すぐに終わったよ」と言っていました)

心理相談に案内してもらうために

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子どもたちが落ち着いて20分程してやっと名前を呼ばれました。保健師さんの問診の時もまだ息子は寝ていたので、事前に書いた問診票に沿って息子の状態を説明。

「お子さんもまだ寝ているし、ここで無理やり起こして簡単な検査をしたところで、きっときちんと受けられないと思うから、お母さんが色々と気になるようでしたら、心理士の相談を受けられますか?」と無事(?)つないでもらえました。

保健師さんの問診が終わったところで息子は目を覚まし、その後は少し愚図りながらも歯科検診・身体測定・小児科受診へと順調に受けていき、小児科の先生からは「体も大きい分、体力が有り余っているのかもしれないから落ち着けないところもあるのかもしれない。しっかりと体を動かす時間を作って発散してみてはどう?」といったアドバイスも受けました。

「半年後にもう一度来てほしい」と言われて安心できた

一通りの検査が終わったあと心理相談へ。部屋へ移動する際に、入り口付近を通ると自動販売機のことを思い出したようで、また「ジュース!」と愚図る息子。

「帰る時にジュース買おう」と話をしても「ジュース!」と大騒ぎ。心理相談まで待ち時間があったのですが、なかなか息子の気持ちは落ち着かず待合室で泣き叫んで大騒ぎ。

しばらくして、息子の名前を呼ばれ心理士さんがジュースを欲しがり泣いている息子を見て「とりあえずジュースを買いに行きますか?」と声を掛けてくれました。自動販売機に行くとわかると泣き止み、自動販売機の方へと走り出す息子。

ジュースを買ったあと心理士さんが「おうちに帰ったら飲もうね」と息子に声を掛けてくれ、素直にその話を聞き入れ大切にジュースを持ちながら部屋に入っていきました。

発達検査では素直に応じながら検査を受ける息子。無事に一通りの検査を受けた後、心理士さんから、体幹の弱さや息子が理解していない点の指摘やアドバイス、関わり方などの話がありました。

発達の遅れなど何か厳しい話もあるのかと心構えしていましたが、特にそのような指摘はなく「半年後にもう一度来てほしい」と言われ、この日は終わりました。

コンディション最悪な3歳児健診でしたが、様々なアドバイスをもらえ、スッキリとした気持ちになりました。