「こんなこともできないの!?」は禁句です!子どものチャレンジを成功に導くコツをご紹介します。

 

 

 

 

「スモールステップ」で成功体験を重ねる

 

できない、難しい課題にぶち当たったら、その課題を小さく分けて取り組んでみましょう(=スモールステップ)。ひとつできたらほめる、またひとつできたら、またほめる......という「成功体験」を重ねることで段々と自信がつき、「できない......」と思っていたことが「できた!」に変わり、目標が達成しやすくなります。

私が以前、ママ友と、その娘さんのAちゃんと公園に行ったときのことです。

Aちゃんは、平均台をなかなか渡れずに固まっていました。Aちゃんのママは励ましの声をかけましたが、Aちゃんはどうしても前に進むことができません。

一般的に親は、子どもの課題解決がなかなか進まないことにイライラして、「こんなこともできないの?!」と、子どもが萎縮する言葉をかけてしまいがちです。

私は、ママ友に代わって、スモールステップでAちゃんに声かけをすることにしました。

目標とする位置を、一歩足を踏み出したところに定め、「ここまで来られる?」と声をかけたのです。

そして、一歩踏み出せたら「そう! できたね! じゃあ、次はここまで来られるかな?」と、次の目標の位置を手で示します。

一歩一歩と目標の位置を伸ばし、その都度「やった! できた!」と声をかけることで、結果的に平均台を全部渡り切ることができました。

Aちゃんの誇らしげな顔に、私も思わずうれしくなりました。

もし、子どもが途中で「イヤ!」と強く抵抗したら、最後までやることを強制するのはやめましょう。途中まで進めたことを評価して、「ここまでできたね! やったね!」と、成功体験で終わるような声かけを心がけてください。そして、また別の日にチャレンジし、少しずつできることを伸ばしていければいいですね。

すぐにできるようにならなくても、「大丈夫、できるようになるよ!」と勇気づけながら、焦らず長い目で、子どもと共にチャレンジを続けてください。

子どものときにチャレンジしたさまざまな経験が、やがて大人になったとき、確実な自信につながっていきます。

 


 

【本書のご紹介】

 

言葉がけひとつで行動が変わる! 子どもの叱り方・伝え方

 

『言葉がけひとつで行動が変わる! 子どもの叱り方・伝え方』

怒鳴ってばかりの毎日、子育てのガミガミ、イライラはもう卒業。子どもにしっかり伝わって、「困った行動」がみるみる改善する言葉がけの具体例をわかりやすく紹介します。
※家庭直販書です。一般書店では販売していません。


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【著者紹介】

shizu(しず)

自閉症療育アドバイザー。2児の母。かんもくネット(場面緘黙児支援のための情報交換ネットワーク団体)会員。講演会・ワークショップなどで子どものことで悩んでいる保護者に、日常生活の中でできる楽しいかかわりや言葉がけを紹介。