4月に年少に入園した娘と、1歳2ヶ月の男子がいます。 娘が、いろいろとイライラのもとになっています。 

 

 

トイレに行くにも、「ついてきて!」、行けば「いいよ帰って」と言うこともあれば、「そこに立ってて!」庭で遊ぶときも、「外に付いてきて!」「見てて!」ご飯食べる時に自分で食べる! と言うかと思えば、「食べさせて!」「いっぱいお皿に入れて!」 特に朝は、パンにジャムを付けるのに、ジャムを別皿に取り分けて与えるのですが、「いっぱい入れて、もっといっぱい」と繰り返し言い続けて、朝っぱらからイライラ・・。

 

主人と、「またいっぱい病が始まったよぉ」と言いつつ、「いっぱい入れたって、食べられないでしょ!」と言っても、「いっぱい、いっぱいじゃなくちゃいや!」しか言いません。口にジャム瓶ごと押し込みたくなるのですが、グッとこらえて、「残したら、捨てることになるのよ。もったいないでしょう」「いっぱい食べるもん、全部食べるもん」と言うけれど、限界量は、こちらも知っているので、それ以上を食べきれるはずもなく、「やっぱり残ったでしょう。これどうするのよ。」と問いつめることに。私が残り物当番になるのは、まっぴらゴメンで、食べられないと分かっても良いのに、「いっぱい、いっぱい。」この子は、いっぱい馬鹿か、となじりたい毎日が、もう、半年以上続いている気さえします。

 

朝夕機嫌が悪いのは、眠たいからと思い、朝6時おきで、登園は、9時頃家を出ます。7時過ぎまで愚図っていることも多く 毎日憂鬱。機嫌がいいときが全くないわけでもないのです。 が、かなり少ないのです。 就寝は、7時から7時半。寝付きはわりと良い方で10~15分で、寝ています。弟がいることで、赤ちゃん返りもあったし、その分こちらも気を配りましたか、上の子なりの我慢があったのは否めません。(32歳、女性、主婦)

 


孝子先生からのアドバイス


お子さんの「いっぱい、いっぱい」という言葉が、私には、「お母さん聞いて、お母さん私を見て、お母さん私と一緒に何でもして」という言葉に聞こえてきます。お子さんの言動は、すべてお母さんの気を引くためとも考えられますね。

 

どんなに親が気をつけても、下の子ができれば、上の子は寂しい思いをします。その上、4月から初めての集団活動である幼稚園に通いだしたわけですから、お子さんなりに、不安やストレスを感じていると思われます。だから、お母さんに安らぎを求めたいのです。外では我慢しなくてはいけないけれど、お母さんは許してくれるという安心感をもちたいのではないでしょうか。

 

苛立つ気持ちは十二分にわかりますが、お子さんの言葉をご自分の頭の中で変換機にかけましょう。お子さんの言葉は、裏を返せば、「お母さん大大大好き」なのです。どんな時でも、幼稚園に行く前は、お子さんを抱きしめて、「元気に楽しく幼稚園で過ごせますように。お母さんのパワー分けてあげるね。」と心からの笑顔で声をかけてあげましょう。2週間くらいで、少し変わってくるような気がします。
 

 


 

斉藤孝子
さいとう たかこ
1963年生まれ。現在、 シングルエイジ教育研究会 主任研究員。

1990年から1992年の2年間、衛星チャンネルで公開授業を放映。
各種雑誌での執筆の傍ら、幼稚園などの研修や教材開発を手がける。
かぞくの雑誌「きらら」、シングルエイジ教育誌に連載中。
「幼児は表現の天才」(アドア出版)「母と子と先生と」(創教出版)「生き方の原理原則を教える道徳教育」(明治図書)などにも執筆。2児の母。