もうすぐ4ヶ月になる息子のことで悩んでいます。父親が育児に積極的で助かっているのですが、最近父親の顔や声を先に憶えて、愛着をもったようです。 

 

できれば母親と第一に愛着関係を築きたいのですが、今からでも間に合うでしょうか。なにかよい方法はありますか。

 

ちなみに、子供に接する時間は母親のほうがずっと長いのですが自分とは目を合わせないのに、父親とはしっかり目を合わせているのを見ると悲しくなるのです。なにかいけなかったのでしょうか。アドバイスお願いします。

(31歳、女性)

 


 

◎孝子先生からのアドバイス◎

 

そんなことはないと思いますよ。大丈夫、大丈夫。お母さんは、毎日、お子さんの泣き方、笑い方、発声、体動に対して、敏感に察知し、お子さんに合う形に変えていらっしゃるのでしょう。泣き方や体動によって、オムツを変えたり、ミルクをあげたり、気分転換をさせたり…。こういう日々の長く一緒にいる積み重ねの中で、母子関係が安定し、愛着の質を高くしていくのです。

 

基本的に私は、母親と父親の役割は違うと思っています。お子さんは、お父さんの声もお母さんの声もしっかり覚えているし、両方に愛着をもっていると思いますよ。今までと同じように、お子さんに対して、無償の愛をたくさん注いであげてください。お母さんにその愛があれば、大丈夫。悲しい顔をしてお子さんと接していると、お子さんも感覚的に察知しちゃいますよ。愛しい息子さんをたくさん無条件にだきしめてあげてくださいね。
 

 
 

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斉藤孝子
さいとう たかこ

1963年生まれ。現在、 シングルエイジ教育研究会 主任研究員。

1990年から1992年の2年間、衛星チャンネルで公開授業を放映。各種雑誌での執筆の傍ら、幼稚園などの研修や教材開発を手がける。かぞくの雑誌「きらら」、シングルエイジ教育誌に連載中。「幼児は表現の天才」(アドア出版)「母と子と先生と」(創教出版)「生き方の原理原則を教える道徳教育」(明治図書)などにも執筆。2児の母。