あなたが何気なくかけているかけている言葉で、子どもの性格、行動が変わってきます。「PHPのびのび子育て」6月号から、良い“口ぐせ”スパイラルと悪い“口ぐせ”スパイラルをご紹介します。

 
良い“口ぐせ”スパイラル
 
子どもは自信と笑顔に溢れ、
「やってみよう!」と意欲的に行動していきます。
 
良い口ぐせ.png
【こんな子になります!】
幸せな人生を自分で切り開ける意欲的な性格に
 
・自分で考え、工夫できる
・自分で計画を立て、行動できる
・自分の行動に責任が持てる
・人の気持ちに立って動ける
・周りの人のために役立ちたいという気持ちが育つ
 
お母さんやお父さんから、ポジティブで、愛情あふれる言葉のシャワーを浴びていると自然に自信がつき、困難を乗り越えるたくましさが育まれます。好きなこと、夢中になれることを見つけ、自分で自分の人生を切り開いていけるように。また、他人の立場に立って物事を考え行動できるので、周りと良好な人間関係を築くことができます。
 
 
悪い“口ぐせ”スパイラル
 
子どもはあなたから「愛されている」という自信が持てず、
心を閉ざしていきます。
悪い口ぐせ.png【こんな子になります!】
 
感情のコントロールがうまくできない複雑な性格に
 
・嘘や言い訳が多い
・人にやさしくできない
・自分で考え、行動することができない
・失敗を恐れ、挑戦できない
・物事を最後までやり通せない
 
人生の目標が「あなたに怒られないこと」になりがちです。反発できないので、内向的な子は自己主張ができず、有効な人間関係が築けなかったり、外向的な子は反抗したり、キレやすかったりする場合も。自信が持てず、自分で考えたり目標を設定することもできないので、勉強や習い事も自分の意志で継続することができません。
 
 

 
マイナス言葉を“口ぐせ”にしない3つの方法
 
最近、子どもに対し、マイナス言葉をかけがちだなと思ったら、
この3つのことを心がけてみてください。
 
【方法1】7秒間、ただ「抱きしめる」
“くせ”になっているほどなので、なかなか直らないのが“口ぐせ”。イライラして子どもに当たりそうになったら、子どもをギュッと抱きしめてみましょう。たった7秒間抱きしめるだけで、あなたの中に愛情を満たすホルモンが分泌され、心が落ち着いてきます。自然と子どもに対するマイナス言葉も減っていくので、寝る前や朝起きたときの習慣にするのがおすすめです。
 
【方法2】「ふくろうの法則」を思い出す
マイナス言葉が出そうになったら「ふくろうの法則」を実践してみましょう。ふくろうは英語でOWLと書きます。その文字の順に、まず、子どもが今何を感じ、興味がどこにあるのかを観察(Observe)、次に、子どもが何を考え、どのように行動するのかを待ち(Wait)、子どもに問いかけ、子どもの話に耳を傾ける(Listen)。こうすると子どもの成長が見えて愛情が増し、マイナスの言葉が出てこなくなります。
 
【方法3】自分自身にも良い“口ぐせ”を心がける
ついマイナス言葉を使ってしまうのは、あなた自身が、自分の子育てに自信を持てないからかもしれません。確かに子育てをしていればイライラしたり、感情的に怒ってしまったりして、落ち込むこともあるでしょう。でも、子どもにとってはかけがえのないお母さんです。ですから、自信を持ち、「今のままの私で大丈夫。最高のお母さんなんだ」と自分に言い聞かせましょう。あなたもあなたのままでいいのです。
 

 
【執筆者紹介】
竹内エリカ (たけうち えりか)
日本キッズコーチング協会理事長
幼児教育者。淑徳短期大学非常勤講師。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了。20年にわたり、子どもの心理、教育、育成について研究。2児の母。『明るい子どもが育つ 0歳から6歳までの魔法の言葉』(中経出版)他著書多数。
 
 
取材・文:鈴木裕子
 

 
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『PHPのびのび子育て』は未来を担う子どもたちの健全な成長と幸せを願って、発刊している月刊誌です。2014年6月号の特集は「子どもを伸ばす口ぐせ、キズつける口ぐせ」です。
 
 
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