楽しみながら算数の力を身につけるには、台所でのお手伝いがもってこい!大迫ちあきさんの『算数ができる子の親がしていること』の一部をご紹介します。

 

 

私たちの日常生活の中には算数がいっぱいあふれています。個数を数えたり、形に触れたり、重さや長さ、高さを測ったり、といったことを、ごく当たり前のこととしてやっていますよね。

 

たとえば台所。ここは「かず」「かたち」「リよう」を体験することができる素材の宝庫です。

 

お料理の手伝いをするとき、「じゃがいも3個取ってきてね」「冷蔵庫からトマト2個とキュウリ3本を持ってきてくれる?」などと声をかければ、「数え上げ」の練習ができます。

 

それから、お箸の用意。「お箸は2本でワンセットだよ。じゃあ、みんなの分を並べてくれる?」とお願いすれば、お父さんのお箸、お母さんのお箸と一生懸命並べてくれるでしょう。

 

年長さんや低学年の子なら、食材を使って足し算や引き算もできますね。

 

卵は1パック10個入りですから、まさに「10のかたまり」。「昨日5個使ったから、あといくつ残ってるかな?」と聞けば引き算の勉強にもなります。

 

箸置きをエプロンの左右のポケットに隠し、「右のポケットには3個入っています。じゃあ左のポケットにはいくつある?」や、「今日はカレーをつくるよ。使うのはじゃがいも3個とニンジン2本と玉ねぎ2個だよ。じゃあ、問題です。足すと全部でいくつになる?」など、クイズ形式で足し算・引き算の練習をしたりするのも楽しいと思います。

 

それから台所にはいろいろな形をしたものがたくさんありますし、野菜を切ると、切り口や切り方からさまざまな形が覚えられます。

 

長い大根を輪切りにしたら切り口は丸になる、玉ねぎを半分に切ると半円形になる、トマトは縦半分と横半分にしたときの形が違う......などなどいたくさん形を体験できます。

 

また、丸いボウル、四角いバット、円筒形の缶などもありますし、「大きいボウル取ってきて」「小さいボウル取ってきて」のように大きい・小さいを知ることもできます。

 

「急いでご飯つくらなくちゃいけないのに......」などと思わず、男の子も女の子も関係なく、ぜひお子さんに料理アシスタントして活躍してもらいましょう。働くお母さんは、台所仕事をお手伝いしてもらうことで、お子さんとのコミュニケーションタイムにもなりますよ。

 


 

【本書のご紹介】

算数ができる子の親がしていること


『算数ができる子の親がしていること』

子どものころ算数が苦手だったけれど、自分の子どもが将来困らないように、算数の能力を身につけさせてあげたい。しかし、いつから、どうやって勉強させたらいいのかがわからない......と悩んでいる親はたくさんいます。でも、もう心配しなくても大丈夫。本書で紹介されている方法を使えば、どんな子だって楽しみながら、お勉強だと意識せずに算数が得意になってしまうのです!

 

【著者紹介】
大迫ちあき(おおさこ・ちあき)

公益財団法人日本数学検定協会認定数学コーチャー&幼児さんすうエグゼクティブインストラクター。
子育てが一段落したあと、大手個別指導塾で中学受験の算数担当講師として10年勤務。多くの学習相談を受ける中で、子どもだけでなく、子どもの勉強に悩むお母さんたちのフォローもしたい、という思いから、2011年、独立。東京・世田谷で「M&C Study room」を主宰。小学生・中学生に対する算数・数学指導の他、理数系に強い子どもを育てたいと、未就学児対象「かず・かたち教室」を開いている。公益財団法人日本数学検定協会認定資格「幼児さんすうインストラクター養成講座」の講師も務める。現在、保護者向けセミナーを開催するほか、様々な・イベントを通じて、「知らない間に算数好きになる魔法のワークショップ」を開き、算数の面白さ、楽しさを子どもたちに伝えている。2人の息子の毋。