「育てにくい子」には「いいところ」がいっぱいある

原坂一郎
2023.03.30 15:19 2023.03.30 15:17

母親と男の子

どうしてうちの子は……そんな思いにとらわれてしまうことはありませんか。少しだけ視点を変えれば、子どもともっと笑顔で向き合えます。

※本稿は、『PHPのびのび子育て』2017年12月号特集「親の関わり方しだい!『困った子』『心配な子』ほど大きく伸びる!」より一部抜粋・編集したものです。

原坂一郎(はらさか・いちろう/こどもコンサルタント)
関西大学社会学部卒業後、独学で保育士資格を取得。23年間にわたる保育所勤務を経て独立し、現在は、保育・子育ての講演・講座・研修を精力的にこなす。著書に、『日本一わかりやすい 男の子の育て方の本』(PHP研究所)など多数。

認めることが、笑顔への近道

「育てにくい子」には「いいところ」がいっぱいある

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子育てに悩みはつきものです。特に母親は、子どもと一緒にいることが多いだけに、日々の中で悩んだり困ったりすることがたくさん出てきます。

「片づけをしない」「偏食がある」「言葉が遅い」「友だちが少ない」「約束を守らない」など、数えたらきりがないでしょう。ただ、それらの悩みは「まあ、いいか」で済むものが多く、自分次第で気にならなくなったりすることもあります。

でも、たとえば「落ち着きがなく、少しの時間もじっとできない」「荒っぽく、すぐに手が出る」といった悩みは、他人に迷惑をかけたり、危険が伴ったりすることが多いため、「まあ、いいか」で済まされず、お母さんは子どもから目が離せなくなります。さらに「何度言ってもわからない」「注意してもすぐに同じことをする」ような場合は、お母さんは本当に疲れます。

子どもは誰でもそんなものだろうと思っていたのが、他の子はそこまでひどくはないことがわかり始める3歳頃、そうした悩みは最も大きくなります。「育てにくさ」といったものを感じ始めて、「あら? もしかしてうちの子、少し変?」とまで思うお母さんも出てきます。

でもそれらはお子さんの1つの個性です。そういうお子さんのお母さんには、苦労や困ることが確かに多くやってくるかもしれませんが、その個性をむしろ楽しみながら子育てをしてほしいと思います。