口ぐせになってない?7個の子育てNG言葉
「早く!」「だめだめ!」…..。つい言ってしまう親の口ぐせ。子どもへの見方を少し変えて、自信とやる気につながる言葉を届けましょう。
※本稿は『PHPのびのび子育て』2015年7月号に掲載されたものを一部抜粋・編集したものです。
波多野ミキ(はたの・みき/波多野ファミリスクール副理事長・カウンセラー)
1934年生まれ。早稲田大学文学部仏文専修、東洋大学文学部教育学科卒業。東京家庭裁判所家事調停委員を20年間務める。現在、財団法人波多野ファミリースクール理事長 同カウンセラー。「母親は子どもにとって最初の先生」であるという立場からの、子育て しつけを提唱。波多野ファミリースクールで、お母さんの子育ての相談も行っている。
7個のNG言葉をミラクル・チェンジ!
マイナスのロぐせを言っていると、こんな子になります!
・人の言葉を聞き流してしまう子に
・判断力がなく、いつも”指示待ち”の子に
・「どうせぼく(わたし)はダメなんだ」と劣等感でいっぱいの子に
・「またできないかも……」と失敗をおそれる子に
昔から「七つほめて、三つ叱れ」と言われているように、子どもはなるべくほめ、叱るのは最小限にとどめながら育てていきたいもの。
とは言っても、毎日いっしょに生活していると、どうしても子どものできないところばかりに目がいき、「ぐずぐずしないで早くしなさい!」「わがまま言わないの!」などと、ロぐせのように1日のうちに何度も繰り返し叱ってしまいます。
気づかぬうちに、可能性をつぶしてしまうこともある
親にとってみれば、「子どもが将来困らないように」という思いもあって、つい出てしまうこれらの口ぐせ。でも毎日同じ言葉で叱ってばかりいると、子どもは自分の欠点を気にして前向きに生きようとする気持ちが持てなくなってしまいます。
「何をやってもどうせだめなんだ」とがんばろうとしなくなるだけでなく、親からいつも言われる否定的な言葉を周りの友だちに対しても無意識のうちにつかい、不愉快にさせてしまうこともあります。
日々の子育ての中で、あなたがつい発してしまう言葉で、子どもの可能性をつぶさないように、また健やかな成長を妨げないように、普段使っている言葉を見直してみましょう。