感謝の言葉を伝えよう

池崎晴美

いい言葉、プラスの言葉が「言葉の引き出し」の一段目の引き出しに入れば入るだけ、毎日がハッピーになります。なかでも大切なのが「感謝の言葉」です。

※本稿は、池崎晴美著『12歳までに身につけたい「幸せな人づきあい」の習慣』(PHP研究所)から一部を抜粋し、編集したものです。

池崎晴美(話し方講師/フリーアナウンサー)
2児の母。ラジオパーソナリティ、NHK、CBC、東海テレビでリポーター、ケーブルテレビでキャスターを務めた後、1994年に(有)フロム・サーティを設立。話し方のプロフェッショナルとして、年間約1万人に話し方の大切さを伝え、話し方講座「ハッピートークトレーニング」の研修をおこなう。

感謝の言葉は人生をハッピーにする

特にお伝えしたいのが、引き出しに入れる言葉として「感謝の言葉」を忘れないようにしていただきたいということです。感謝の言葉は人生をハッピーにする大きなカをもっているからです。

感謝の言葉にはいろいろなものがあります。「いつも世話になっています」「うれしいです」「助かります」「感謝しています」など。

でも、もっともシンプルにして思いが伝わるのは、この言葉ではないでしょうか?

「ありがとう」

私はこの言葉は人の心を動かす響きをもっていると思っています。

「ありがとう」と言われてイやな気分になる人はいません。怒る人もいません。「ありがとう」と言われると、誰もが笑顔になります。うれしい気分に包まれます。

言ったほうも、言われたほうも、気分がよくなる言葉なのです。ということはつまり、相手の脳も自分の脳もハッピーな状態になっていると言えます。

この「ありがとう」を、どうか大切にしていただきたいと思います。