させていいこと、ダメなこと…ぶれないママになりましょう

河井英子
2023.03.29 13:48 2023.03.23 15:52

■基準3 「人として守らなければならないこと」を軸にする

母親と娘

複雑になった現代社会では、善悪の基準があいまいになっていることもあります。大人でも、何が善で何が悪か判断しにくい場合があります。それでも幼児期から、「暴力をふるう」「人に迷惑をかける」など人として絶対にしてはいけないことや、相手の立場に立った思いやりなどは教えておきたいものです。

3~6歳頃の素直な心に善悪を教えることは、子どもの心に深く根づき、人生を支えます。

・これは○
親が率先して挨拶をしたり、人のことを思いやり、子どもの手本となるように行動する。

・これは×
常にわが子を中心に判断し、騒いだり、人に迷惑をかけていても、叱らずにほうっておく。

*column 周りと比べない
子どもの発達は、知的にも運動能力においても個人差が大きいものです。また持っている性格もそれぞれ違います。周りと比べて優劣を競うのではなく、子どもを信じ、個性を尊重していきましよう。それは親の一番大切な務めであり、親にしかできないことです。

子どもの心の幹を強くしっかり育てましょう

笑顔の男の子

はじめにも述べたように、子育てには臨機応変さが必要ですが、それは決して、親の身勝手、都合によるものであってはなりません。判断の基準は、あくまでも”子どもにとって良かれ”でなくてはいけないのです。子どもは日々変化し、成長していく、そのことを常に頭に置いておかなくてはいけません。