「内申点の高い中学生は筆箱が軽い」は本当? 人気講師が教える成績を上げる生活習慣

國立拓治

その刃で、眠気を断ち切れ!

日々、忙しい中学生には「睡魔」が頻繁に襲います。私の塾で実施している「睡魔をかき消す他の作戦」についてお伝えします。

まずは、「目を閉じて机に伏せる」作戦。眠れなくても効果があるというのが利点で、目を閉じて脳を休めるのです。5分でも効果があります。

次に、「冷水洗顔」作戦。眠気で温まってしまった手先も顔とともに冷えてシャキッとします。睡魔に襲われやすい子は、すぐに洗顔できるようにタオルを持ち歩くといいでしょう。

あとは「適度な運動」作戦。たとえば、休憩時間にコンビニに買い出しに行くことをオススメします。動くことで血流をよくし、脳に新鮮な酸素を送り込むわけです。

ラストは「立って勉強」作戦。私の塾で実践している最後の作戦です。たいていの場合、これで解決するのですが、ひどい子は立ったまま寝てしまうことも。そんなときは……。あきらめて早く寝てしまいましょう。

勉強こそ「ポジティブ思考」でいこう!

日々、塾で勉強している生徒であっても、ときにはひどい成績をとってしまうこともあります。場合によっては、過去最低順位を更新してしまうことも……。そんなときに、私は生徒に決まって言います。

「大丈夫。ここからはもう上がるしかないから! 次、頑張るよ!」

何かが起こったときに、それを「ひどいことが起こった!」と悲しむのか、「いいことが起こった!」と喜ぶのか、その選択ができるのは人間だけなんだそうです。

「ここは人間の特権を使って、自分の力になる受け取り方をしたほうがいいじゃないか」と私は常々思っています。「勉強もポジティブがいい!」ということですね。

ポジティブは筋肉と一緒で、年齢にかかわわらず、鍛えて大きくできるものです。その根拠は私自身にあります。30歳近くからポジティブにものごとを考えようと心がけているうちに、心持ちはポジティブが基本となりました。もはやポジティブっていいことしかないと思っています。

中学生の皆さんにも、ポジティブに勉強に取り組むことを自信を持ってオススメします!

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