「内申点の高い中学生は筆箱が軽い」は本当? 人気講師が教える成績を上げる生活習慣

國立拓治


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賢い中学生は、どのような特徴を持っているのか? また、どのように勉強したら試験で良い点を取れるようになるのか?成績を上げるためのヒントを、國立拓治さんが紹介します。

※本稿は國立拓治成績アップ率96.6%! [くにたて式]中間・期末テスト勉強法』(大和出版)から一部抜粋・編集したものです。

國立拓治(株式会社さくらクリエイト代表取締役)
1974年愛知県春日井市生まれ。大学卒業後、大手学習塾に勤めた後、2005年に「さくら個別指導学院」を開校。2019年より公益社団法人全国学習塾協会の理事も務める。

筆箱は300グラム以下に…


「賢い子ほどよけいなものが入っていないため、筆箱が小さい」―。これは昔から言われていることで、「そんな傾向が確かにあるかも?」とずっと思っていました。

ある日、これが本当かどうかを確かめたくなって、家から食材用のハカリを塾に持ってきて、生徒たちの筆箱を片っ端から測っていきました。32人の筆箱の重量データをゲット。グラフに表してみたのですが……。

これを見る限り、ただの噂だったようですね。無理やり言えることを考えると、「内申36以上の生徒は筆箱が300グラム以下」ということでしょうか。よかったら自分の筆箱の重さを測ってみてください。

300グラム以上あれば、不必要なものが入っているかもしれません。勉強に使う文房具など、必要なものはそれほどありませんから、日頃から整理整頓を心がけましょう。

私が生活リズムを整えることにウルサイ理由

私は生活リズムにウルサイです。生徒がどれだけテストでいい結果をとってきたとしても、深夜まで勉強をして手に入れた点数の場合は手放しで褒めたりしません。

私が生活リズムにウルサイのには理由があります。たとえるならば、「若い頃に夜遊びをしてきたお父さんは娘の門限に厳しい」という感じです(伝わりますか?)。

要するに、私自身が学生当時はひどい生活リズムで過ごしていたということ。スマホがなかった私の時代の夜の娯楽はラジオでした。テスト前には「勉強がはかどるのだ」と言い訳をしながら深夜2時3時までラジオを聴いていたものです。もちろん、次の日は眠たくてしかたがありませんでした。

また、ゲームが大好きで、大学生時代には競走馬育成ゲームにドはまりし、昼夜逆転生活が1週間続いたことも。

私が生活リズムを整えることにウルサイ理由は、「自分が生活リズムを崩した生活でグダグダだったから」ですね。もしも私が学生時代に生活リズムが整っていたら、もっと成績がよかったはず、と確信しています。私みたいにならないように、ぜひ気をつけてください。