中学生の通塾率　4位大阪府、6位東京都、1位は関西の…データから考える「独学で高校入試」の有利不利

③ネットを味方につける

まだインターネットがそれほど普及していなかった2000年くらいまでは、わからないことを調べるということは本当に大変でした。

当時、生徒から公民の政治に関する質問を受け、参考書ではわからない内容であったので、保護者のフリをして、とある政党に電話をして教えてもらったことが思い出されます。ネットで気軽に調べることができる今では、笑い話です。

今や、あらゆる中学生の疑問とその答えについて、各教科各単元の説明動画が無料でネット上にあがっています。

スマホやタブレットは使い方によっては悪魔になりますが、正しく利用できれば勉強を助けてくれる天使にもなるわけです。ぜひネットを味方につけて、スマホやタブレットに天使になってもらいましょう。

ネットを味方につけるために気をつけるのは1点だけ。それは、「ネットを利用して勉強をするのは家族の前だけ」ということです。

先ほど学習時に同じ空間にスマホを置かないようにと書いていますから、ネットを利用しようとするならば、そのときだけ学習場所を移動するということですね。

自分の部屋で勉強をしていたら、リビングで家族の前でネットを利用。あるいはリビングで勉強をしていたら、自分の部屋からスマホをもってきて、家族の前でネットを利用。

「知らぬ間にスマホゲームをして遊んでしまった!」などとならないように、家族の目があるところで使いましょう。実際にネットで調べる際のポイントは、以下の2つです。

●検索ワードに「中学」を加える

ネットの情報の海には高校生や大人向けの難しい情報もたくさんまぎれています。間違ってそんなページにたどりつかないように、この2文字を入れて検索しましょう。

●動画でも検索をする

理科の天体のように動画での説明のほうが断然わかりやすい単元があります。また、中学校の指導内容を網羅したような動画説明サイトもありますので、動画検索も利用するといいでしょう。

この2つを駆使して、ほしい情報にたどりつく確率をぜひ上げてほしいと思います。

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