「中学受験の算数」の広すぎる範囲にどう対応した? プロ講師が教える効率的な学習法
2023.06.13 11:13
2023.07.12 06:00
目次に「理解度」などを記録する
・現在地を目次で確認する
偏りなく勉強して得点源にするためにも、教科の全体像を俯瞰して、自分がどの単元を学んでいて、この先、どのような単元がどれくらいあるのかを頭に入れておきましょう。
このとき役立つのがテキストや参考書に載っている「目次」です。目次には、学ぶ単元の名前が詳しく記載されていますよね。そこに、「理解度」「自信度」「復習が必要かどうか」などを日づけとともに記録しておくとよいのです。
日々の進捗が見える化され、勉強している箇所としていない箇所が一目でわかります。これにより、偏りがなくなり、バランスよく学べるようになります。
受験勉強は予定通りに進むことはまずありません。時間の制約があるため、全ての分野を納得できるほど完璧に学びきるのは難しいもの。受験が近づくにつれて、強弱をつけた勉強をする必要に迫られます。
そんなとき、自分の得意・不得意・理解度がわかっていれば、例えば、苦手な単元により時間を割いて学ぶことができるようになります。
塾の年間カリキュラムを把握している生徒はわずかです。ぜひご家庭で、例えば、「○○の単元の授業は、5回も続くから重要だぞ」といった情報を教えてあげてください。