赤ちゃんが寝返らない、歩かない、しゃべらない…不安な親へ「小児科医と先輩ママのアドバイス」
「運動の発達」の順番が違っていても大丈夫?
「ハイハイ」をしないで立って歩く子がいることは、昔から知られています。「ハイハイ」はみんなが通る道ではなく、通らない子もいます。
そのため、「発達の目安」のグラフに「ハイハイ」は入っていません。「ハイハイ」をしない子は、背這いで移動したり、お尻をすって移動する傾向があります。あなたのお子さんが「ハイハイ」をせず歩き始めたとしても、発達にはいろいろなパターンがあり、子どもの特性の 1 つであると考えるとよいでしょう。
自分が移動したいという気持ちが「ハイハイ」につながります。動きたいという気持
ちがある子にとっては、動きやすい環境を準備してあげるとよいでしょう。また、「ハイハイ」をたくさんさせようと、おもちゃなど手に届きそうなところで遠ざけてしまうことは避けましょう。
こんなときはどうした? 先輩ワーママの体験談
寝返りよりハイハイが先だった!
周りの子は、3 ~ 4 カ月で寝返りをし始めていましたが、うちの子は一向に寝返りをする気配なし。寝返りやうつ伏せの練習をさせてましたが、全然寝返らない。ズリバイをしているお友達のかたわら、先に腰が据わりずっとお座りの娘。
うちの子は大丈夫かしら? といつも心配でしたが、結局先につかまり立ちをして、最後に 9 カ月位で寝返り&ハイハイを同時に習得しました。単にうつ伏せの姿勢が嫌で、できるけど必要性を感じていなかっただけのようです。
話さなくて心配だったが、一気に言葉が溢れた
発達が早い子は、1歳後半くらいからぺらぺらと2 語文でお話をしてくれていました。うちの子は、2 歳後半になっても「アンパンマン」と「いや !」がメインで、単語での指図のみ。
かなり心配されましたが、3歳になった途端、一気に今までため込んできた言葉があふれてきました。言葉の習得も個人差があるのですね。
1 歳半でも歩かない……
1 歳をすぎたあたりから歩き始めるお友達がいる中で、我が子はいつまでたってもハイハイばかり。伝い歩きはするものの、支えなしでのあんよが 1 歳半をすぎてもできませんでした。
区の 1 歳半検診でも、総合病院の受診を進められて、心配はMAX に……。病院でリハビリを行い、2 歳前にはスタスタと歩けるようになりました。今では運動会のかけっこで 1 番を獲るほど、元気に走り回っています。
まとめ「発達は個人差が大きいから、気にしすぎないで」
・発達&発育は個人差が大きく、赤ちゃんがみんな同じペースで成長するわけではないから心配しないで!
・検診は必ず受け、問題なければ気にしすぎなくてOK
・それでも大幅な遅れや違和感がある場合は、専門機関で検査を
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