1日24時間は、こどもにとって長い?短い? 小1が感じたこの世の「理不尽」

鹿島和夫

この記事の画像(4枚)

小学校1年生のこどもにとって、この世は不思議なことばかり。

大人になったら忘れてしまうような素朴な疑問の数々が、こどもたちと、教師である鹿島和夫さんとの交換日記・「あのね帳」にたくさん残されています。

鹿島さんに向けられた、こどもたちの生のつぶやきを、ヨシタケシンスケさんのイラストとともにご紹介します。


※本稿は、鹿島和夫著・ヨシタケシンスケ絵『一年一組 せんせいあのね こどものつぶやきセレクション 』(理論社)より、内容を一部抜粋・編集したものです。

こども達ならではの疑問を書いた作品たち

「1にち」 きむらいちお

1にち24じかん
みじかすぎる
だれがきめたんや

「ほし」 たかはしみつほ

せんせいあのね
なんでそらのほしは
ほしのかたちがしてないの

「へんなこと」 にしあきのぶ

ねるときは
もっとおきときたいのに
おきるときは
もっとねたい

関連書籍


一年一組 せんせいあのね こどものつぶやきセレクション(理論社)
鹿島和夫さんと鹿島さんが担任した小学校一年生たちとの、いわば交換日記であった「あのね帳」から、54篇のつぶやきをセレクト。
笑いをさそうもの、胸をうつもの…こどもたちから生まれた生のことばがヨシタケシンスケさんの絵とタッグを組み、新たに心をゆさぶる。