子どもがパクパク食べる!保育園で大人気「お魚料理」の作り方
お魚や貝類は、その食感が苦手な子どもも多くいます。ですが、これらの食材には子どもたちの成長に欠かせない栄養素がたっぷり! 調理法を工夫すれば、パクパク食べます。
※本稿は『PHPのびのび子育て』2021年2月号から一部抜粋・編集したものです。
円町まぶね隣保園(えんまちまぶねりんぽえん)
1948年に認可を受けた、キリスト教保育を柱とする京都市中京区の保育園。旬の野菜などを多用した季節感のある給食を、栄養士と調理スタッフが園の調理室で作っている。
ししゃもの天ぷら
魚が苦手な子どもも、衣のカリッとした食感を楽しんで食べます。
【材料】(大人2人・子ども2人分)
天ぷら粉………………..50g
冷水………………..約80㎖
ししゃも………………..10尾
揚げ油………………..適量
【作り方】
1. ボウルに天ぷら粉と冷水を入れて、切るように軽く混ぜて衣を作る。
2. ししゃもを衣にくぐらせて、170~180度に熱した油で揚げる。
・調理のポイント
衣を天ぷら粉のダマが少し残る程度に混ぜます。衣に青のりを入れると風味が増します。
鯛めし
鯛の旨味がしみ込んだ、ごちそうごはんです。にんじんと三つ葉の彩りが目に鮮やか。
【材料】(作りやすい分量)
鯛………………..3~4切れ(約300g)
塩麹………………..小さじ1
油揚げ………………..1/2枚(約15g)
にんじん………………..1/4本
しょうが………………..1片
三つ葉………………..5~6本
米………………..2合
[A]
しょうゆ………………..大さじ1
酒………………..大さじ1
みりん………………..大さじ1
塩………………..ひとつまみ
【作り方】
1. 鯛は半量を20分ほど塩麹につける。
2. 油揚げは熱湯をかけて油抜きして千切りにする。にんじん、しょうがは千切り、三つ葉は1cm幅に切り、さっとゆでる。米はといで水に30分浸し、ザルにあげて水きりする。
3. 炊飯器の内釜に米、油揚げ、にんじん、しょうが、A 、2合分の目盛りまでの水を入れる。いちばん上に残り半量の鯛をのせて普通に炊く。
4. 1の鯛は焼いて骨を取って、ほぐしておく。
5. 3が炊き上がったら、鯛を取り出し骨を取ってほぐす。
6. 炊飯器に4、5、三つ葉を加えて混ぜる。
・調理のポイント
鯛は半量を焼くことで、香ばしさが加わります。乳児用の場合にはしょうがを除いてください。
かじきのカレーフリッター
子どもたちはカレー風味が大好物。かじきまぐろは水分が少なめですが、衣をつけて揚げることで食べやすくなります。
【材料】(大人2人・子ども2人分)
かじきまぐろ………………..3切れ(約300g)
[A]
カレー粉………………..少々
酒………………..大さじ1
みりん………………..大さじ1
しょうゆ………………..大さじ1
[B]
白玉粉………………..50g
片栗粉………………..10g
ベーキングパウダー………………..小さじ1
塩………………..ひとつまみ
水………………..約90ml
揚げ油………………..適量
【作り方】
1. かじきまぐろは食べやすい大きさに切って、合わせたAに30分つけて汁けをきる。
2. ボウルにBを入れて軽く混ぜ、水を少しずつ加えながら混ぜて衣を作る。
3. かじきまぐろを2にくぐらせ、170~180度に熱した油で揚げる。
・調理のポイント
衣を作るとき、水は加減しながら少しずつ入れましょう。ホットケーキの生地くらいの「もったり」とした感じが目安です。
みしじみ煮
ごはんによく合う一品。子どもたちも、ひとつずつおはしでつまんで上手に食べます。
【材料】(大人2人・子ども2人分)
こんにゃく………………..1/2枚(約150g)
しょうが………………..1/2片
しじみ(砂出ししたもの)………………..約300g
だし汁………………..1/2カップ
[A]
三温糖………………..大さじ2
しょうゆ………………..大さじ2
【作り方】
1 こんにゃくは1cm角に切り、湯通しする。しょうがは千切りにする。
2 しじみは熱湯に入れてゆで、殻から身を外す。
3 小鍋に1、しじみの身、だし汁を入れて熱し、煮立ったらAを加え、弱火でさらに10分ほど煮る。
・調理のポイント
しじみのゆで汁は、みそ汁のだし汁などに活用しましょう。捨てるのはもったいない!