遊び食べする子の気を引く「お皿の仕掛け」とは? 子ども用食器・taneのこだわり
子どもの初めての食器選びはなかなか難しいもの。
できることなら、使いやすく安全で、なおかつ見た目もおしゃれな食器をそろえたいですよね。
そんな全ての条件をクリアしているのが、2024年1月に誕生した「taneの食器シリーズ」。
見た目がかわいいだけでなく、天然由来のバイオマスプラスチック使用、電子レンジも食洗機もOKと、ママ・パパの需要をこれでもかというほど満たしています。
さらに、食器ごとにそれぞれ違った手触りが楽しめ、子どもの心もばっちり掴むこと間違いなし!
ギフトの新定番にもなりそうな「taneの食器シリーズ」の魅力を、開発メンバーのyuriさんにお話しいただきました。
ぼこぼこ、さらさら…ごはんが楽しくなる食器
――「taneの食器シリーズ」の誕生秘話を教えて下さい。
taneは「バイオマスプラスチックで、子どもの成長に貢献したい」という想いから、樹脂メーカーと教育にかかわるメンバーによってうまれたブランドです。
軽く丈夫なプラスチックだからこそ作れるものは何だろうと考えた時に、「乳幼児期の子が使いやすい食器を作ろう」となりまして。
そこから「ああしたい、こうしたい」というこだわりを詰められるだけ詰めました。
――食器ごとに表面の質感を変えるアイディアはどこからうまれたのですか?
開発メンバーのひとりが子育て真っ最中で、普通に食事をしてもらうだけで大変という経験をしていました。
打ち合わせの中でシボ(表面加工)の話が出た時に、食器の表面にさまざまな質感を加えられると聞いて、ぜひ取り入れようという話になりました。
表面に凹凸や質感の違いがあれば、子どもは自然と食器を触りますよね。食卓へ興味を引くこともできるし、感覚あそびを通して脳に刺激を与えるといった知育的な狙いもあります。
――「つぶつぶ」「すべすべ」など、食器にオノマトペの名前がついているのもすてきです。
「つぶつぶのお皿でたべようね」といったように、親子の会話に繋がることを意識しました。
おしゃべりを始めたばかりの子どもが、質感とことばを結び付けやすくすることを目指しています。
さらにもう少し大きくなったら、お皿の色や大きさを比べることで語彙を増やすなど、長く使っていただけたらと思っています。
――食器と一緒に販売されている絵本もオノマトペがテーマですね。
『もぐもぐえほん』は、食器名以外にも食事にまつわるさまざまなオノマトペに触れてもらえたら良いなと思い、イラストレーターのしまむらひかりさんにお願いして制作しました。
熱いものはふーふーしてとか、よく噛んでとか、野菜も食べてほしいとか、そんな願いを込めています。
ポイントは歯磨きを入れたことです。お子さんに「食事と歯磨きはセット」だと認識してもらえるといいんじゃないかと。
必須条件である「安全性」と「使い勝手」
――子どものものを選ぶ時の必須条件と言えば、やはり安全性ですね。
taneはほとんどの製品が自然由来成分のみで作られており、かつマイクロプラスチックフリーです。
また、製造・検品・梱包のすべての工程を、歴史ある日本の生産工場で実施しているため、安心して使っていただけます。
さらに、バイオマスプラスチックは、製造過程でのCO2排出量が少なく、環境にもやさしい素材です。再利用も可能なため、taneでは使わなくなった食器の商品回収プログラムも行っています。
お子さんたちが沢山使った食器が再び手元に戻ってくるのが、私たちの楽しみのひとつでもあります。
――必須条件と言えば、子どもの食器はレンジ・食洗機対応だと個人的にとてもありがたいです。
その点、taneの食器は痒い所に手が届くすばらしい使い勝手だと感じました!
お子さんのいるメンバーや知人にインタビューし、どんな食器を使っているか、外せない条件は何かなどリアルな声を教えてもらいました。
皆口をそろえて「電子レンジ対応は必須」と言っていましたね。(笑)
また、私たち自身が物が多いのが好きではないので、なるべく長く使える形であること、何度も買い替えなくて済むことも考えました。
スタッキング収納できるのもこだわりポイントです。
子どもとの食事 ストレスを感じないためには?
――遊び食べをしてしまう、全然食べないなど、小さなお子さんとの食事に悩む親御さんも多いと思います。
子どもと一緒に楽しく食事をするためのアドバイスがあれば是非いただきたいです。
大人なるといわゆる正解や要領のいい方法が分かるので、「こうしたらいいのに」がつい出てしまいます。食事に限らずそうかなと。対大人にも思う事があるので、対子どもだと余計ですよね。
ぐちゃぐちゃだろうが手掴みだろうが立ちあがろうが野菜嫌いだろうが、子供にとってはそれも成長の過程だし、一時的なものだと思えると気が楽になるかなと思います。
あまり気負いすぎず、むしろ悩んでいる時点で子供のことを一生懸命に考えて工夫している証拠なので、そんな自分を褒めてほしいです。
――親御さんにとって食事の時間はストレスになりがちですが、悩みすぎないことも大切ですね。
そうは言っても片付けなど大変だと思うので、親御さんがストレスを感じないための工夫してみるのもいいかもしれないですね。
遊び食べをする子だったら、まずは汚れてもいい環境を作って食べさせるとか、大判厚手の手口ふきを用意して心理的安全性を保つとか、親御さんがゆるやかに構えられる環境づくりができるといいかなと思います。
子どもも大人も「失敗しても大丈夫」と思えることが大切だと思います。食事の時間はやっぱり楽しいものであってほしいし、taneの食器は、そんな楽しい時間をお手伝いできるものであってほしいと思います。
tane公式ホームページはこちら
Instagram:@hellotaneofficial
(取材・文:nobico編集部 セコリ)