負担を減らす救世主? 保育園の「サブスクサービス」の実態

沖敦子(株式会社リーズ)
2025.01.28 22:37 2025.01.30 12:00

おもちゃで遊ぶ男の子

保育園で広がりつつある「サブスクサービス」。おむつやおしりふき、寝具などを保護者の代わりに用意してくれるサービスで、保護者の負担を軽減するために導入が進められています。今回は、さいたま市の認可保育園「大宮みちのこ保育園」にお話を伺いつつ、便利なサブスクサービスについて紹介していきましょう。

負担が大きい保育園のおむつ事情

生後9ヵ月の赤ちゃん

保育園で使用するおむつやおしりふきは、保護者が用意して持参するのが一般的です。持って行き方は、まとめて持参して園で保管してもらったり、毎日数枚ずつ持参したりと園によってさまざま。また多くの園では、おむつ替えの回数の把握やほかの子どものおむつと区別するために名前を記入するルールがあり、保護者に負担がかかっています。

負担を感じるのは保育園側も。保育士は子どもたちのおむつを替えるときに、毎回名前を確認する必要があります。そのほかにも、保護者がおむつを忘れたときのために予備を準備したり、おむつがなくなったら保護者に知らせたりと管理しなければなりません。

大宮みちのこ保育園

大宮みちのこ保育園

社会福祉法人光彩会が運営する、埼玉県さいたま市の保育園。「人と人のつながりや、やさしさを大切にし、保護者、地域から信頼され愛される保育園をめざす」を保育理念とし、「おもいやりのある子ども」「考えて行動する子ども」「元気に遊べる子ども」の3点を保育方針として掲げている。Instagramでは、園の日常も公開中。

Instagram:@omiya.michinoko