1歳息子が突然倒れて白目に…4児の母が恐怖した「熱性けいれん」とは? 医師に聞いた実際

吉澤恵理
2025.09.05 22:47 2025.09.07 12:00

泣く赤ちゃん

突然倒れて白目をむく我が子の姿は、親にとって心臓が止まるほどの衝撃です。特に初めて熱性けいれんを目の当たりにした親は「うちの子だけ特別なのでは」と不安になることも少なくありません。しかし、熱性けいれんは乳幼児の約10人に1人が経験する珍しくない症状でもあります。本記事では、4児の母が実際に体験した熱性けいれんの体験談と、竹内内科小児科医院院長・五藤良将先生に正しい対処法と予防策をお聞きしました。(文・吉澤恵理)

プールで遊んでいた1歳息子が突然けいれん

プールで遊ぶ赤ちゃん

4人の子育てをする中で、本当にさまざまな経験をしてきました。4人を育てるとなると、否応なしに気丈な母親にならざるを得ませんでしたが、それでも時には心臓が止まるほどハラハラする瞬間もありました。

その中でもパニックになった出来事が、初めての熱性けいれんでした。

真夏のある日。当時、1歳の長男を庭のビニールプールで遊ばせていた時のことでした。

五藤良将

五藤良将

防衛医科大学校医学部卒業後、自衛隊関係病院、千葉県を中心とした病院勤務を経て、2019年9月から東京都田園調布の竹内内科小児科医院を継承し院長。2021年10月から医療法人社団五良会の理事長となる。五良会クリニック白金高輪、五良ファミリークリニックセンター南と分院も展開している。

日本内科認定医、日本抗加齢医学会専門医、日本美容内科学会評議員、日本温泉気候物理医学会療法医、日本旅行医学会認定医、複数の学校校医、難病指定医など幅広く診療を行っている。