思春期の息子が親に「彼女の存在」を隠さなかった理由 4人育てたシンママが伝え続けた言葉

吉澤恵理
2025.09.12 13:34 2025.09.13 12:00

学校の屋上の男子と女子(中学生.高校生)

中高生になると、彼氏・彼女ができる子どもが少しずつ増えてきます。親としては「まだ早いのでは?」「勉強に影響しないだろうか」と不安や心配を抱くのも自然な反応です。しかし、恋愛は成長の証でもあり、否定するのではなく受け止めることが大切かもしれません。

本記事では、医療ジャーナリストの吉澤恵理さんが、シングルマザーとして4人の子どもを育てた経験から、中高生の恋愛とどう向き合ったかを綴ります。(文・吉澤恵理)

中高生の恋愛は珍しいことではない

挙手をする中学生

子どもの成長は、親にとって何よりも嬉しいものです。部活動に励み、勉強に打ち込み、将来の夢を語るようになり、少しずつ自我が確立されていく姿は頼もしく感じられます。やがて「心」の成長も進み、子どもたちの中には「人を好きになる」という新しい感情が芽生えてきます。

吉澤恵理

吉澤恵理

1969年生まれ、1992年東北薬科大学卒業。薬剤師として長年医療に携わった経験から医療領域、また教育領域を得意とするジャーナリスト。メディアでの執筆、連載やTV出演など多数。プライベートでは、結婚、妊娠、出産、離婚、介護と様々な経験を経て、現在4人の子を育てるシングルマザー。