元教師が考える「不登校になりやすい子」の共通点とは? 共感力の高い子を守る親の対応法

熱海康太
2025.09.10 21:59 2025.09.19 12:00

学校の廊下

元公立学校教員で多数の教育書を執筆、現在は「先生の先生」として活動する熱海康太さんが、不登校になりやすい子どもの特徴と家庭でできる予防対策を解説します。

共感力の高さや五感の敏感さ、言語能力の違いなど、繊細な気質を持つ子どもたちが学校環境で直面する課題と、その素晴らしい個性を活かしながら充実した学校生活を送るための具体的なサポート方法をご紹介します。

不登校の兆候を見逃さないために知っておきたいこと

笑う子

不登校は突然起こるように見えますが、実際には人間関係、学習面、体調面など複数の要因が複雑に絡み合って生じることがほとんどです。特に、感受性が豊かで繊細な気質を持つ子どもたちは、学校環境に適応することに人一倍エネルギーを使っているため、疲弊しやすい傾向があります。

熱海康太

熱海康太

大学卒業後、神奈川県の公立学校で教鞭を取る。 教育実践において厚木市教育委員会から表彰を受けるなど活躍。しかし、勘と根性に任せた指導法に限界を感じ、国立大学付属小学校で多くの教育論や教育実践を学ぶ。 学びを体系化することで、学級や学校は安定し、『先生の先生』を行うことも増えた。その後、教員や保護者、子どもたちのための本を執筆するようになる。 常に先端の教育理論や教育実践を研究している。

X:@jetatsumi