子どもの平熱は高め?低体温が増加? 医師に聞いた「子どもの体温」の実際

季節の変わり目は、服装や体温管理に悩む保護者が増える時期です。「朝、子どもの体温が低くて心配」「寝る前に体温が高くて発熱かと思った」「薄着がいいって本当?」──子どもの体温は大人と違うのか、どう管理すればいいのか。さらに近年増加している子どもの低体温についても気になるところです。そんな素朴な疑問を、竹内内科小児科医院院長の五藤良将先生に詳しく伺いました。(文・吉澤恵理)
子どもの平熱は36.5~37.0℃、大人より高め
――朝は36.2℃と低めだったのに、夜になると37℃を超えていて「発熱なのでは?」と不安になりますが、そもそも子どもの平熱は大人と違うのでしょうか?
はい、子どもの体温は基本的に大人より高めです。年齢や個人差によって幅はありますが、一般的には36.5〜37.0℃程度が目安です。特に乳幼児は代謝が活発で、体温が高めに出やすい傾向があります。一日の中でも変動があり、朝と夜では0.5℃前後の差が出ることもあります。
測定方法で0.5~1.0℃の差、同じ方法で測定を
――体温の測り方によっても差はありますか?
日本では






























